プラセンタは美容効果が高いとして多くの女性が注目する成分です。ここではより安全で効果的にプラセンタを摂取するためにプラセンタの種類とその効果について紹介していきます。
プラセンタに含まれる成分と効果
プラセンタは胎盤を意味する英語です。一般的に美容効果が高いとして摂取されているプラセンタは哺乳類の胎盤からの栄養素を抽出した胎盤エキスのことで、これを総称してプラセンタと呼んでいます。胎盤は母体と胎児とをつなぐ場所であるためにたくさんの栄養素が含まれている部分です。胎児の体を作るために三大栄養素であるアミノ酸やたんぱく質、脂肪、糖質が含まれるのはもちろん、生理活性成分のビタミンやミネラル、酵素といった栄養素も含まれています。これらの栄養素は胎盤を通じて母体から胎児へと渡り、体の細胞を作ったり、体の器官を作ったり体の機能を正常に保ったりと大事な役目を果たしているのです。
他にも核酸という栄養素も胎盤には含まれています。これは遺伝子の修復や新陳代謝の活性化や調整といったアンチエイジングにも効果的な栄養素です。それ以外にも酵素も免疫アップには欠かせないものですし、抗酸化作用を高める活性ペプチドや肌の潤いを補って調子を整えるヒアルロン酸といった細胞の新陳代謝を促す成長因子が胎盤にはたくさん含まれています。これらのものが全て含まれているためにプラセンタエキスは栄養の宝庫と呼ばれていますし、私たちの美容のために是非とも摂取したいものとされているのです。
プラセンタは今では美容効果の高いものとして有名ですが、元々は古代ギリシャではプラセンタに含まれる豊富な成分によって怪我や傷、やけどの自然治癒力を促進するための治療として使われてきたと言われています。日本での使用が認められたのは1950年代からで更年期障害や肝硬変の治療薬としての使用がスタートです。今となっては美容効果ばかりが注目されていますが、美容効果以外にも体調改善のための効果も期待できます。プラセンタを摂取することで自律神経やホルモンバランスの調整、病気への免疫力向上、抗アレルギー作用、抗炎症作用、肝機能向上、細胞活性化、活性酸素除去など、体調を整える効果もあるのです。そのため、今でも医療機関で治療のために使用されることもあります。
プラセンタの種類
プラセンタは哺乳類の胎盤から得られるのですが、元の動物によっていくつかの種類があります。応物によって効果も異なるので、事前に自分の摂取するプラセンタの種類の確認をすることがより効果を得るためには必要です。
まず、最もメジャーなプラセンタが豚のプラセンタです。豚プラセンタは最も多く流通しています。豚は、年に二度出産しますし一度の出産で10頭近くの子どもを産むために生産される胎盤が多いのです。そのため生産量も多いですし、価格も手頃で安定しています。最も使用されているために、豚プラセンタは安全基準の元にもなっています。
豚プラセンタはリーズナブルですが決して栄養成分が少ないわけではありません。きちんとアミノ酸やたんぱく質、核酸といったプラセンタ摂取に欠かせない栄養成分がきちんと含まれています。そのため、プラセンタ摂取で求める効果はだいたい期待ができます。
豚プラセンタが安全と言われても、胎盤の成分というのは生育環境がその成分に影響します。食事の栄養バランスが悪かったりワクチンや薬の摂取が多かったりすればそれだけ不純物が混ざりやすくなり有効成分も減ってしまうのです。もちろん市販のものは不純物が取り除かれていますがそのぶん有効成分んお量も減ってしまいます。そこで、少しでも安全で純度の高いものを選ぶためには生育環境や製造過程がはっきりと説明されているものを選ぶことがオススメです。
より安全性の高いものを選びたい場合には馬プラセンタがオススメです。日本で流通している馬プラセンタは身元のはっきりしているサラブレッドの胎盤であることがほとんどであるために安全性が高いとされています。また、馬は年に一回しか出産をしないために管理体制も整っていますから品質管理がしやすいのです。ただし、出産回数が少なければ胎盤の数も少なくなるので価格は高く高級品とされています。
また、馬プラセンタはアミノ酸量が多いために美肌効果が高いことも高級プラセンタとされる理由です。馬プラセンタのアミノ酸量は他のプラセンタのアミノ酸量に比べて300倍も含まれているとされています。また、豚プラセンタには含まれていない必須アミノ酸が6種類も含まれているのも馬プラセンタが人気の理由です。多少高かったとしても、効果と安全性を期待する人には馬プラセンタがおすすめです。
「美容効果の高いとされるプラセンタの種類と原材料とその特徴」のまとめ
プラセンタは美容効果も健康効果も期待できるため積極的に施主したいものの一つです。求める安全性や効果に応じて豚プラセンタと馬プラセンタから選んで摂取することが効果的です。