アロマテラピーとして用いられたり紅茶に使用されたりとその香りを中心に人気の高いシトラスですが、他に食品としてどう扱われているのか、どう言った摂り方が効果的かなどをまとめてみました。
シトラスはそもそもミカン属
シトラスは日常でも耳にすることも少なくないと思われます。化粧品や紅茶などにもシトラスの香りを用いられているものも豊富です。ですがシトラスは実際どう言った果物でどう使われているのかはあまり知られていない部分も多いようです。
シトラスは一つの果物を指すのではなく、「ミカン属」の総称で、それを英語読みしたものがシトラスなのです。「柑橘類」と言うと日本では馴染みが深いかもしれません。これまでよく目にしてきたオレンジやグレープフルーツなどの果物が実はシトラスの一種だったりします。
原産地は主に東南アジアと言われているのですが、アメリカのフロリダ州や西部の地方でも盛んに栽培されています。日中暖かく夜は涼しいと言った気候がこのシトラスの栽培に適している気候で一年を通して質のいいシトラスが栽培されます。
シトラスは健康食品として大きな効果を持つ
シトラスはその香りの良さからアロマオイルなどにも多く用いられます。その他にも多くの体に良い効果があるため健康において重要な食品でもあります。摂取に仕方も豊富なので自分にあった方法で試してみるのが良いでしょう。
柑橘類であることからシトラスに含まれる成分で最も代表的なものといえばビタミンCでしょう。ビタミンCが豊富に含まれることで病気の予防など様々な効果をもたらしてくれるのです。
ビタミンCは体内でのコラーゲンの生成に大きく役立ちます。そのため肌にも非常によく、また細胞や筋肉などを組成する際に役立つものなので健康において重要な役割を持ちます。不足してしまうと肌荒れにつながったり骨がもろくなるといったことにもつながるので積極的に摂取したい成分といえます。
また、シトラスに含まれているビタミンCは強い抗酸化作用もあるので体内の活性酸素の働きを抑えることによって
体の免疫力を高めることもできます。抗酸化作用には体内の脂質の蓄積を防いだり血液の流れを良くする効能もあります。さらにストレスの緩和の効果もあるのでアロマなどに使われていることもこの効果が大きいでしょう。クエン酸も豊富に含まれています。シトラスの中で最もクエン酸が多く含まれているのはシークァーサーです。疲れを感じた時には摂取してみるといいでしょう。
さらに、シトラスには中性脂肪を減少させる効果も認められています。分解された脂肪はエネルギーへと変換されます。果実によっては交感神経を刺激し、アドレナリンの分泌を促してくれる効果もあるので運動と組み合わせて摂取することでダイエットなどにも有効に使えます。デザートや紅茶として有効に摂取したいものです。
シトラスの効果的な散り方
シトラスはミカン属の果実であり、種類は豊富です。ミカンやグレープフルーツの他にも、カボス、ライム、レモン、ポンカンと言ったよく見かけるものがその一種です。そのため時期にもよりますが比較的手軽に取り入れることが可能になっています。デザートとしてももちろん、調味料やアレンジを加えてサラダにしたりと手間をかけることなく摂取できるのも魅力の一つと言えるでしょう。
もちろんジュースで摂取することも可能です。ですがその際は果汁100%の物をできるだけ選ぶようにしましょう。そうでないと余分な糖類なども多く含まれているので効果が薄れてしまいます。とても簡単な摂取方法なので毎日継続することも難しくないでしょう。
サプリメントも豊富に販売されているので食事と組み合わせて摂取してもいいでしょう。その際は用法用量は必ず確認することが必要になります。また、ビタミンCに関して言うと、新鮮なシトラスから摂取するビタミンCとサプリメントから摂取するビタミンCとでは多少効果が異なり、新鮮なシトラスから取る摂り方が高い効果が期待できると言われています。これまであまり積極的に果物などを摂取してこなかった方などは意識して摂取してみるといいでしょう。それが難しければサプリメントを利用し、効率良く摂取しましょう。
柑橘類であり、酸味も特徴的です。食べ過ぎによる腹痛などの症状などまれに見られますが、一時的なものなので心配はないようです。ですが糖質も多く含まれるので摂取量はほどほどにしておきましょう。朝や食後など数回に分けて取るようにするなどの摂り方が理想的だといえます。
「柑橘類を代表するシトラスの食品としての摂り方」のまとめ
シトラスは様々の柑橘類の総称になります。ですので摂取したい成分や効能に合わせて選ぶのが最も効果的と言えるでしょう。特にビタミンやクエン酸など日常生活において大きく役立つ成分が豊富です。ジュースやサプリメントと言った手軽な摂取も可能なので、過剰な摂取に気をつけて健康的な体を保ちましょう。