[監修済] 食品を使ったステアリン酸の正しい摂り方とは？

ステアリン酸

[監修済] 食品を使ったステアリン酸の正しい摂り方とは？

ステアリン酸は美容効果がある有名になりましたが、どのような食品に入っているかを知らない人は多いのではないでしょうか。そこで、今回はステアリン酸が含まれている食品は何なのか、そして摂り方はどうしたらいいのかを説明します。

ステアリン酸はどのような食品に入っている？

ステアリン酸は牛脂などの動物性脂肪や、ラードやバターにも含まれており、他にはヤシ油やパーム油といった植物性脂肪にも含まれている飽和脂肪酸です。より具体的に成分表を見て説明すると、100g中に、牛脂や牛リブロースが14g、ラードが13g、豚ロースが12g、ホワイトチョコが11g、有塩バターが7.6g、ココアが7gとなっています。ちなみに、カレールーが5.7g、カシューナッツが4.4g、ヒマワリ油4.1g、パーム油4.1gといったところです。

このようなものに多く含まれているのでたくさん摂取したいなら肉をたくさん食べるとか、チョコをたくさん食べるという結論になってしまいそうですが、その場合はカロリー的な弊害が大きくなるそうなので植物性脂肪からも摂取することを考えたほうがいいでしょう。いくら美容に良いと言っても太ってしまったら元も子もないので摂取の仕方は考える必要があります。

ステアリン酸を食品から摂るなら摂り方は？

ステアリン酸は飽和脂肪酸ではありますが悪玉コレステロールを上昇させないので、摂取することへの危険性は少なくなっていますが、カロリーの事を考えるとラードといったものから摂取するのは厳しいですよね。そのため、少しでもカロリーを抑えることが大切なので、食べ過ぎは基本的にNGです。

しかし、肉から効率よく摂取できるのも事実なのでお肉から摂取したい場合は食べる順番に意識するようにしてください。血糖値が上昇して糖の吸収が促進されることで太りやすくなるので、血糖値の上昇を抑える食べ方をする必要があります。

それは、食物繊維類から食べて、次に肉類を食べて、最後にご飯などの炭水化物を食べるというやり方です。最初に炭水化物を食べてしまうとどうしても血糖値が上がりやすいので、少しでも血糖値が上がらないようにするためには最後に炭水化物を食べるようにしてください。

ステアリン酸の食品からの摂り方は植物性脂肪から？

ステアリン酸を動物性脂肪から摂取しようとするとどうしてもカロリーが跳ね上がる傾向にあるので、ダイエットをしたいと考えている方からすると無理があるものとなります。そのため、そのような方は植物性脂肪から摂取するのがどうしても基本となるでしょう。全ての植物性脂肪が動物性脂肪よりも上回っているとは言いませんが、摂取カロリーの事を考えた場合はやはり、植物性脂肪の方が優れているでしょうが、それでも過剰摂取するのはNGとなっています。

まず、この飽和脂肪酸の摂取量の目安は、厚生労働省が定めていて「18歳以上の成人男女が総エネルギー量に占める4.5％以上7％未満」と指定しているので、それ以上摂るのはどんなものであっても危険なのでしょう。そのため、ステアリン酸を摂取する場合は調理する際の油を少なくして気が付いたら過剰摂取していたという状態にならないように注意する必要があるのです。美容には良いとはいえ摂り過ぎたら別の部分でデメリットが出るという中々に扱いにくい成分がステアリン酸なので、植物性脂肪だったら太らないという考えは捨てるようにしてください。

ステアリン酸を食品としての摂り方で良いのはシアバター？

ステアリン酸という言葉を聞くと真っ先にこのシアバターを思い起こす人も多いでしょう。このシアバターは植物性油脂でシアーバターノキと呼ばれる樹木から採取できるものとなっております。このシアバターはもともと食品としてステアリン酸摂取にちょうどいいと言われていたのですが、高い美容効果を最大限に活かすために、摂取するのではなくてお肌を守る美容クリームとして使われるようにもなっているのです。

摂取した場合カロリーがものすごい気になる状態になってしまいますが、塗り込むのならばカロリーを気にする必要もないので最も効率が良いと言えるかもしれません。実際にシアバターにはステアリン酸以外にもオレイン酸やリノール酸、そしてパルミチン酸といったものが含まれているのですが、人に皮脂に似た成分なので非常に肌になじみ長時間保湿することができると言われているので、使い勝手が良いのです。

さらに、ステアリン酸は食品としても酸化がしにくくかつ抗酸化作用がある成分だったのですが、これは塗ることでも効果が発揮され、肌トラブルから守ってくれるのです。また、さらにオレイン酸も肌になじみやすいため、一度塗ったらかなり長い時間保湿してくれるものとなっているのです。ついつい、食べ物のことばかり考えてしまいますが、このように食べることでのデメリットを消すために、最初から食べないという選択肢もあるということを覚えておいてください。