コレステロール値

[監修済] ペクチンはコレステロール値に作用している?

ペクチンは、ジャム作りなどには欠かせないもので、最近の健康ブームによって、その栄養的価値が見直されてきた成分のひとつです。コレステロール値に作用するものとされていますが、どのような効果があるのでしょう。

ペクチンとはいったい何?

ペクチンは主に果物に多く含まれている成分で、栄養学上では食物繊維に含まれているものです。リンゴやカキの果肉に多く含まれており、柑橘類では皮の内側にある白くてふわふわした部分に、多くのペクチンが詰まっています。食品作りでは、昔からジャム作りによく利用されており、増粘安定剤としての利用価値と共に、食物繊維としての利用価値がある為に、医療用や老人施設などの栄養補助食品としての側面も持っています。通常の水では溶けませんが、70℃以上のお湯で溶けるという性質を持ち、酸と糖に反応する事でゲル化するという特性を持っている為、ジャム作りには最適なものと言えるでしょう。

またペクチンにはこのように、水溶性のペクチンの他、不溶性の物がありますが、これは未成熟な果実に含まれている事が多く、成熟するにしたがって不溶性から水溶性へと変化する性質を持っているのです。また、ペクチンを含む果実などは、酵母発酵などによってメチルアルコールが生成されますので、ペクチンを分解する酵素を利用してワイン造りなどは行われています。

食物繊維と体内でのその働き

食物繊維は長い間、人間の栄養素として不必要なものとされてきました。それは人間の体内において、消化器官などが出す消化酵素では、その消化がなされなかったためです。消化が出来ないから、体内で吸収されないという理解度から、食物繊維は長い間必要な栄養とはみなされなかったという経緯があったのです。しかし、科学の発展とその後の研究成果から、食物繊維が体内で吸収されている事がわかってきました。その立役者は、腸内で活躍している善玉菌と呼ばれている細菌たちで、こうした腸内に住んでいるバクテリアたちが、食物繊維を分解している事がわかって来たのでした。

しかも、分解された成分の多くは人間の腸内で吸収され、必要な栄養素として再使用されている事もわかって来たのです。近年こうした働きがわかってきましたので、今では立派な栄養素のひとつとして数えられるようになったわけです。また、食物繊維は腸内細菌の大事な餌となる栄養源として使われるほか、腸内フローラを作り上げていく上でも、大事な栄養素になっているのです。

ペクチンの働きとその効能

食物繊維であるペクチンは、腸内細菌たちの餌となり、大事な栄養素を与えてくれるだけでなく、腸内フローラを形成するにあたり、大いに役立っている成分のひとつです。食物繊維は腸内環境の維持に役立つほかに、便の量も増やしてくれる事が知られており、余分な毒素も輩出してくれる効果も見込める為にデトックス効果が大いに期待されています。デトックス効果は、健康を維持するだけでなく、老廃物を出す事は美容や老化防止に役立つものです。更に細胞を活性化させますので、疲労回復にも大きく貢献しているのです。

また、ペクチン自体にも優れた効能があり、その一つは糖質の吸収を抑えてくれる作用がある事が挙げられます。生活習慣病のひとつである糖尿病は、暴飲や防食によるインシュリンの過度な分泌が原因で起こる事が多く、その糖質を抑えてくれるペクチンは、インシュリンの分泌を抑えてくれますので、すい臓に負担をかけずに済む為、血糖値を抑える事に繋がり糖尿病の予防効果に期待が寄せられているのです。また現在糖尿病進行過程にある方にも、一定の効果が見込めるでしょう。

ペクチンのコレステロール値効果

最近の研究では、ペクチンがコレステロール値を下げるのに、大きな効果を示してくれるのがわかってきました。実験計画では、1日15gのペクチンを1か月にわたって投与するというものですが、その1か月後に血液中のコレステロール値が約10%も減少している事がわかりました。これは食品中に含まれるコレステロールの吸収を阻害した結果現れた数値で、肥満を気にしている方々には大きな朗報と言えるでしょう。ご存知の通り、現在の日本の食文化は、世界で認められ世界遺産にまでなった、日本料理の文化が壊れ始めています。

1950年頃より始まった獣肉食文化への影響は、それまでやせ形の多かった日本人の体形を著しく変化させ、西洋人に負けない体作りが行われました。また、栄養効果により寿命も上がる事で多大な恩恵も得ましたが、逆にメタボリックシンドロームを始めとする肥満が、日本人の健康を害する事になったのです。カロリーの摂り過ぎは、様々な生活習慣病を呼ぶ事になる事を心しておかなければなりません。

「ペクチンはコレステロール値に作用している?」のまとめ

ペクチンは、コレステロール値を下げるのにも一定の効果が示されています。しかし、過信するのは禁物で、バランスのいい食事と適度な運動を行わなければ、肥満を解消することは出来ない事も頭に入れておきましょう。

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