ヨウ素

ヨウ素は成長期には欠かせない【ヨードは日本の誇る輸出品】

ヨウ素には秘められた効果があり、世界中でもその需要は高まっています。特にほとんど資源のない日本の輸出分野では、唯一世界トップレベルの輸出量を誇るのもこのヨウ素で、ヨウ素は人類にとって大事な栄養素の一つなのです。

ヨウ素の知られざる世界

ヨウ素は200年前に発見されてからは、人間にとって非常に身近な存在になっている栄養素の一つです。小学生の理科の実験でも、たびたび取り上げられていますので、高学年のお子さんなら誰でも知っていることでしょう。また、活発な学生時代を送った方ならよくお世話になっていた保健室には、必ずヨードチンキという消毒液が備え付けてあり、病院でも外科医療を行う場所や歯科医など、消毒薬としての活躍は、誰しもその認知度は高いものと思われます。

ヨウ素は別名ヨードとも呼ばれており、実はこのヨードの生産量は、日本が世界でも第二位の生産力を誇っている数少ない天然資源です。ほとんど資源が無いと言われているこの日本に、なぜこのように膨大な埋蔵量があるのでしょう。それは、実際のところ詳しくはわかっていません。またヨードの国内生産量1位である千葉県では、国内最大級の天然ガスを産出しておりますが、ヨードとの因果関係もはっきりとしていないのがその現状です。

しかし、これは資源の無い日本が唯一世界に誇れる資源であり、大事な贈り物の一つと考えるのも面白いでしょう。

放射能汚染とヨードの関係性

ヨードは、単体では医薬用外劇物に指定されているほどの劇物ですが、単体で出回ることはほとんどありませんので特に問題にはなりません。国内のヨード生産の状況は、地下水を採取することでこのヨードを生産しており、生産地の地下にはかん水を多く含む大量の地下水が流れています。かん水は海水に含まれていることはよくご存知でしょう。海水から塩を生成する過程で出るにがり成分がかん水であり、このかん水には海水のおよそ2000倍ものヨードが含まれ、このかん水から精製することでヨードを得ているわけです。

福島原発での放射能汚染問題でも、このヨードが話題となりました。放射能との関連性でいうと、このヨードが人体の甲状腺に溜まりやすいという特質を持っているからです。放射能汚染の原因物質の一つである放射性のヨウ素は、ヨードでありながら一般的な食品に含まれるものではなく、放射能を帯びている非常に危険な物質なのです。

しかし、人体の甲状腺は、ある一定のヨードを蓄積すると、それ以上体内に貯めることを止めるという性質があるのです。この原理を利用して、先に安定ヨウ素剤を摂取する事で、有害な放射性ヨウ素を取り込めなくしているわけです。

ヨウ素不足と成長期

国内では千葉県がこのヨードの産出量国内NO.1を誇っています。ヨードは、大陸地域ではほとんど産出しない物質ですので、そうした国々でヨードを必要としているのです。

ヨードは成長期の子供には欠かすことのできない栄養素の一つで、ヨードには

  • 基礎代謝を高める効果
  • 成長を促進する効果

があるとされています。実際に中国大陸のモンゴルでは、長い間このヨード不足による甲状腺ホルモンの症状に悩まされており、ヨード不足で起こる甲状腺肥大や、甲状腺腫に悩まされていました。

しかし、1996年からの5年間、日本からの無償援助によってこの危機が緩和されたこともニュースなどで知る方もいらっしゃることでしょう。

基礎代謝を高める

元気な男性

ヨードには基礎代謝を高める効果があり、交感神経に働きかけることで基礎代謝を調節する作用も持っています。具体的には、全身の基礎代謝を向上させることで呼吸数を早めますので、効果的に酸素の消費量を高めたり、心臓の働きを強くして脈拍数や心拍数を増やす作用があるのです。

成長促進作用

また、三大栄養素

  • 糖質(炭水化物)
  • タンパク質
  • 脂質

代謝を促進し、成長や神経活動を活発にする作用がありますので、成長期にあるお子さんには欠かせない栄養素になる訳です。

ヨウ素食品を効率よく摂る

ヨウ素食品と呼ばれるものは、海に由来する食材が多く見られ、海水にもこのヨードが含まれています。

ヨウ素食品で代表的なものには昆布があり、日本人は昔から海藻を食べる民族ですので、ヨード不足になることはありませんでした。しかし、戦後から始まった西洋文化の影響で、肉食が取り入れられると共に、日本食が家庭内であまり取り入れられなくなっており、栄養の分野でも大変に問題になっている話題と言えるでしょう。

ご存知のように、日本が世界に誇る日本料理は、世界遺産にも認定されている食文化で、優れた発酵食品高タンパク食品など質の良い食事であることが、栄養学的見地からも認められています。

日本料理のベースは昆布であり、昆布とカツオでとったダシは、日本料理のベースとなっているのです。日本人がこれまでヨード不足になることはないと言われていたのには、この日本料理が理由でした。みそ汁や澄まし汁にはこの昆布のエキスが含まれており、日常的に摂取してきたおかげで、不足することはありませんでした。

またヨードは他の海藻類にも多く含まれているほか、青魚にも豊富に含まれています。

青魚

ヨウ素は成長期には欠かせない【ヨードは日本の誇る輸出品】のまとめ

ヨウ素食品の多くは、昔から食べられてきた日本料理には多く含まれており、これに不足することはありませんでした。しかし、食の多様化で不足することが起こることもありますので、サプリメントなどを併用することで、ヨードが不足する事態を避けていきましょう。

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