ブドウ糖

[監修済] ブドウ糖の集中力に対する効果と糖類について

ブドウ糖は糖質の一種ですが、集中力が増す効果があるとされ、注目されている栄養素です。しかし、成分が糖質という事があり、その利用方法や適切な摂取量が、よくわからない部分も多い事は確かです。

ブドウ糖と糖質

人間が生命維持活動行う場合に、主要な栄養素として三大栄養素がありますが、それは糖質と蛋白質脂質の3つがあげられます。そのうちの糖質は炭水化物とも呼ばれるもので、炭水化物は体内で糖質に変化するものであり、その構成は炭素と水素そして酸素で作られているのです。ただ糖質と言っても種類があり、ぶどう糖や果糖は単糖類と呼び単糖の数が1つだけのものです。単糖が2つあるもの二糖類と呼び、ショ糖である砂糖に乳糖や麦芽糖と言い甘みが強いもので、3つから10個までをオリゴ糖と呼び、それ以上のものは多糖類として区別しているのです。

ぶどう糖は「グルコース」とも呼ばれているもので、人が生命維持を行なうのと同時に、活動する事によっても、そのエネルギー源のひとつにされているものです。病気に罹った場合に良く行われる血液検査には、このぶどう糖の数値を確かめる検査があり、その数値によって糖尿病や膵炎にダンピング症候群などの検査をする事で、病気の有無を調べているのです。この検査では、グルコース値を調べ、ぶどう糖の濃度などを測るものです。

ブドウ糖の働き

ブドウ糖は、食品中には果実や蜂蜜などに含まれているものですが、動物や植物の体内にも含まれており、人間の体液を含む血液中に存在するものです。常温では固形で白色をしており、水に溶けやすいと言う性質を持ち、炭水化物がこのグリコースに分解されるまでには、消化器官を通り小腸で分解されなければなりません。また、小腸で分解され直ぐに吸収が行われる事で、エネルギーとしての利用が可能になるのです。三大栄養素である糖質は、人間の生命維持に不可欠なものですが、その濃度が濃すぎると毒にもなってしまいます。

極端な例を上げると砂糖や塩などは、栄養素として必要なものですが、水分を吸い取る事で保存にも使われます。濃い濃度の塩や砂糖は塩漬けや砂糖漬けなどにされ、保存料にもなるものなのです。そうした濃い濃度にならない為に体内では、インシュリンなどの作用によって、その濃度が一定に保たれており、これが血糖値と呼ばれるもので、一定の濃度を保つ事は非常に重要な事と言えるでしょう。またこのグリコーゲンは、脳の働きにも重要な位置を占めています。

ブドウ糖の集中力

グリコーゲンは、集中力を維持する事に大いに役立つ栄養素です。脳のエネルギー源は、このグリコースですので、この栄養源が経たれてしまうと、脳機能が働かなくなる事で、集中力が無くなってしまいます。人間のほとんどの器官では、起きている時に全ての器官が活動を行っています。しかし、常に動かし続けると支障をきたす為に、人間を含む多くの動物たちは睡眠をとるのです。この睡眠中に器官を休ませる事で、活動がスムーズに行われるわけです。しかし、睡眠中でも働き続けている器官があります。

それが脳であり、脳は睡眠中であっても、ほとんどの部分が絶えず働いているために、それに伴うグリコーゲンも睡眠中に消費されて行きます。人が朝起きてぼっとしてしまうのは、このグリコーゲンが消費しているからで、ほとんどのグリコーゲンが朝までに空の状態になっていますので、朝食を取らないで活動を行い続けると、頭も働かなくなり集中力も阻害されますので、記憶力も無くなり学習能力が下がると言う結果になるのです。朝食を取らなければならない理由は、ここにあったのです。

ブドウ糖を効果的に摂ろう

ぶどう糖は単糖類ですが、多糖類とは、どう違うのでしょうか。同じ糖でありながら、これらの違いには消化吸収の速さに違いが出てきます。人体において体内に吸収できるのは、単糖類のグリコーゲンですが、多糖類は消化して分解という経路を経るために、単糖類であるグリコーゲンには直ぐになれない為、時間を要します。つまり炭水化物など主食になっている糖質は、体の中でゆっくりと消化が行われる為に、その吸収速度も緩やかに行われると言う特徴を持っているのです。

逆に果物に含まれている果糖や砂糖などのショ糖は吸収が早い為、直ぐに消化されてエネルギー源に出来ますが、一気に血糖値が上がる事が危惧され、それに伴うインシュリンも、一気に排出されるという事が起こります。つまり肝臓にかなりの負担がかかっている事になる訳です。この危険度は十分に理解できる事で、単純に甘いものは吸収率が早く、でんぷんを多く含む炭水化物は吸収が遅いので、負担をかけずにインシュリンの分泌を行う事ができるわけです。

「ブドウ糖の集中力に対する効果と糖類について」のまとめ

集中力を高める力は、糖に依存している事がお分かりいただけたでしょう。脳の活性には糖は大事なエネルギー源ですが、出来るだけ多糖類を摂る事によって、肝臓の負担を少なくする事が出来ます。

関連記事

  1. [監修済] 集中力に欠かせない脳の栄養グリコーゲンをとって脳活し…
  2. [監修済] ブドウ糖の摂り過ぎに注意しさえすれば効果満点です
  3. テアニンの効能と効果について【効率よい摂取方法】
  4. [監修済] ブドウ糖の栄養不足とその影響による体の弊害
  5. [監修済] ブドウ糖が多く含まれている食品とブドウ糖の持つ効果に…
  6. [監修済] 疲労回復だけじゃない!ブドウ糖の広い効果

ピックアップ記事

カテゴリー

PAGE TOP