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【第3回コラム:シワその2】「シワ」の解消方法 (部分別)

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シワを解消する美容法
前回は新しいコラムとしてシワの問題を考えました。その中でもシワの予防法に焦点を当てて考えました。シワと一言で言っても種類は沢山あり、原因も様々であることを学びました。その為に日常的な対処法も様々な内容を記載しました。しかし、肌の弾力性を失うという大元の原因は共通点である為、サプリメントの活用を紹介しました。お薦めとしてはヒアルロン酸コラーゲンビタミンC、エラスチンです。これらを上手く活用すればシワの症状の予防が期待できるという結論でした。
今週のコラムでは継続してシワの問題について考えてみたいと思います。特に出来てしまったシワへの対処方法を考えていきましょう。
「シワ」の解消方法 (部分別)
前回述べた様にシワにも様々なものがあります。今回は部位別に分けてどの様に対処すべきかを考えましょう。
〈首のシワについて〉
首のシワは特に加齢に伴って出やすいものです。ほとんどの人は、顔よりも首でその人の年齢を判断するともいわれています。首の皮膚は、顔や他の部位の皮膚と異なる特徴があります。まず、汗腺が顔の2倍あります。その為に潤い易い特徴があります。その反面、ベタつきやすいという点もあります。そして、首のシワの原因は以下に示す様に一つではありません。
・加齢による首を支える筋肉の低下
・コラーゲンの減少
・ストレスや不規則な食事
・睡眠不足などがもたらす乾燥
・紫外線や活性酸素の増加
・表情筋の低下
このように、さまざまな原因が考えられます。加齢による原因においては、皮膚の老化・衰えによるところもありますが、真皮の中にあるコラーゲンやエラスチンなどの水分の保持能力を持つ弾力成分が減少することで、皮膚の復元力が無くなるというメカニズムです。
〈首のシワの解消方法〉
日常的に出来る首のシワを取るおすすめ方法は、リンパマッサージです。リンパマッサージでリンパ液の流れを改善することによって、老廃物などの毒素が排出され、肌にツヤを取り戻すことができます。当然のことですが1日では効果が出ないので、継続的に行うことが重要です。マッサージをするおすすめのタイミングはお風呂上がりの後です。肌の滑りをよくしてうるおいを保持するためのボディクリームを用意して、優しくマッサージをしてあげましょう。
●リンパマッサージのやり方
まずはマッサージする首にボディクリームを塗ります。最初は両耳の下から鎖骨に目掛け、ゆっくり滑らすように手の指全体でマッサージします。次に、鎖骨から肩を目掛けて、老廃物を押し出すような感じで撫でるように押しながらマッサージしてください。注意するポイントとしては、必ず一方方向にマッサージをしてください。そうしないとせっかく出した老廃物が戻ってしまい、マッサージの意味がなくなってしまいます。このマッサージは手軽なので家でもできるので、毎日欠かさずするようにしてください。

〈口元のシワについて〉
口元のしわと一口に言っても、乾燥ジワ、表情ジワ、筋肉老化ジワなど、色々な種類があります。それぞれについて対策法を考えてみましょう。
⓵乾燥ジワ
口の周りに細かく小さなしわができているのなら、それは乾燥ジワです。このシワの原因は肌の乾燥です。肌が乾燥すると、肌の表面がカサカサになって細かいシワができます。細かいからといって油断していると、シワが集まって大きな太いシワになってしまうこともあります。
②表情ジワ
口元を動かしたり笑ったりするとシワができる、もしくはほうれい線が目立つ場合、それは表情ジワの可能性が高いです。表情ジワは、何度も同じところにシワを寄せることによって、シワが形状として残ってしまう事が原因です。
③筋肉老化ジワ
普段から顔の表情が乏しく、あまり顔の筋肉を動かさないという人は、この筋肉老化ジワが原因かもしれません。顔の筋肉を動かさないで無表情な生活を続けていると、筋肉が老化・退化してたるみやしわの元になってしまうのです。
〈口元のシワの解消方法〉
表情筋を鍛えるエクササイズがおすすめです。特に、ほうれい線はこの筋肉の衰えが主な原因だといわれています。
●表情筋を鍛えるエクササイズ
口元のシワのうち、ほうれい線などの筋肉老化ジワを改善するセルフケア方法としては、表情筋エクササイズが基本です。特に口元のしわ予防には、次のようなエクササイズがおすすめです。
1.口を大きく開いて「アカンベー」をするように舌を出し、20秒キープする
2.ゆっくりと大きく口の筋肉を使って、「ア・イ・ウ・エ・オ」と言って口を動かす
3.上を向いてアゴを上げたまま、口角を上げてにっこりとほほえんだまま20秒キープする
このエクササイズは手軽なので生活の中に組み込み毎日できる様にしてください。

〈目の周りのシワについて〉
目のまわりの皮膚は薄くとてもデリケートな部分です。そのため、顔のなかでも一番シワが出来やすい部分です。乾燥肌やアレルギー・アトピー持ちだと、若いころから目元や目尻のシワに悩んでいる方も多い様です。また、目と密着している部分のため、コンタクトレンズの使用や長時間のデスクワークなどによる眼球の疲れも目の周りのシワにつながります。更に、アイメークがシワの原因になってしまう場合もあります。これは、マスカラやアイライナーをつけた後、しっかり落としきることができずに、皮膚に負担をかけてしまっていることが原因です。また、メークを落とすために洗浄力の強いオイルクレンジングを使ったり、洗いすぎることで必要な潤いまで取り去りってしまうことも原因です。更に、その後の保湿が不十分では、肌に大きな負担を与えシワの原因となります。又、パソコンの使いすぎやケータイ電話など、電子機器による目の疲労もシワの原因になります。
〈目の周りのシワの解消方法〉
目の周りのシワ改善にはツボの刺激が効果的です。目の周りにはツボがたくさんあり、これらを刺激することで、シワにアプローチすることができます。代表的なツボは以下の通りです。
・球後(きゅうご)
下まぶたの真ん中と、目尻の間あたりにあるツボ。循環を正常にする働きがあります。目のシワやたるみに効果的です。血流が良くなるので、目の周りのむくみなどにもよいでしょう。
・太陽(たいよう)
こめかみ部分のツボ。眼精疲労や頭痛、そして目元のクマなどに効果があります。仕事などで目を酷使したときなどにいいでしょう。
・攅竹(さんちく)
鼻側の眉毛の始まる場所の下にあるくぼみ部分のツボ。眼病予防や老眼、疲れ目などに効果があるとされるツボですが、目の周りの血行を促進するので、目尻のシワ対策に効果的です。
・糸竹空(しちくくう)
眉毛の外側(耳側)のツボ。充血、疲労、そして目尻のシワに効果を発揮します。

やさしくなでるように押すのが安心ですが、なかには強い力をかけて押してもOKなツボあります。目の周りのデリケートな部分ですから、ツボ押しを重点的に知りたい、試したいという人は専門家に相談するのが良いでしょう。

「シワ」を予防するお薦めサプリ
簡単な対策でシワを改善出来ると分かって頂けたと思います。視点を変えて、内面からシワを改善するのに好ましい栄養素についても考えたいと思います。前記と合わせれば改善効果はより一層期待できます。
好ましい成分は予防の部分で触れたモノと同様です。つまり、ヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンC、エラスチンです。今回はさらに追加成分としてプラセンタとについて説明します。

プラセンタエキス:皮膚の新陳代謝を担う繊維芽細胞を活性化し、肌の若さを保つコラーゲンを増加させることが2011年に医学的に実証されています。若々しい肌を保つためには、真皮内に、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸という真皮成分が十分にあることが必要です。この真皮成分を生成するのが線維芽細胞といいます。線維芽細胞が老化し働きが鈍くなると、元気な真皮を保つことが出来ず、肌のハリや弾力が低下します。
線維芽細胞の働きには次の3つがあります。
1.真皮成分(コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸)を産み出す。
2.細胞分裂を行い、線維芽細胞を増やす。
3.コラーゲンを束ねて真皮の構造を作り上げる。
特に肌に弾力をもたらす成分コラーゲンは線維芽細胞で作られます。繊維芽細胞が老化するとコラーゲンの生産量も減りシワの直接の原因となります。
プラセンタは
1.線維芽細胞の増殖率 → 増殖率が10~20%高くなった。
2.コラーゲンの濃度 → 加えたプラセンタの濃度に応じて増加した。
3.コラーゲンを分解する酵素の生産量 → 酵素の生産が大きく抑えられた。
ということが医学的に分かってきました。これらの結果から、プラセンタエキスが皮膚の線維芽細胞に働き掛けてコラーゲンの増加を促し、シワ縮小などに貢献していると言えます。また、繊維芽細胞を増殖させる働きは真皮成分の増加につながり、ハリのある若々しい肌を保つ効果につながります。実証されたプラセンタを効果的に摂るには、良質で安全な馬プラセンタ100%のサプリが最適でしょう。
「第10回コラム:シワを解消する美容ケア」のまとめ
今回は特にシワのについてその原因と対策法を考えました。特にできてしまったシワに対する改善方法を紹介しました。マッサージやエクササイズやツボ押しと言った外的改善と合わせて、サプリメントの活用を紹介しました。お薦めとしてはプラセンタエキスです。これらを上手く活用すればシワの症状の改善が期待できます。

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