塩素

[監修済] 塩素の働きがよく分からない、いったいどのような作用があるの?

塩素は元素記号の一種でミネラルの一つですが、どのような働きをするのか知らない人も多いでしょう。そこで、今回はミネラルの一つである塩素はいったい人体にどのようなプラス作用をもたらすのか、どのような働きをするのかを解説します。

塩素の働きは人体に必須なの?

ミネラルは無機物という意味で自然界には未発見のものを含めて100種類以上あると言われております。そのうち人間において生きるために必要なミネラルを必須ミネラルと言われており、必ず摂取することを推奨されているのです。この必須ミネラルのうち1日の摂取量目安が100mgを超えているものが「主要ミネラル」で100mg以下のものが「微量ミネラル」と呼ばれております。

このうち、塩素は主要ミネラルに該当しているのです。他の主要ミネラルはカルシウム・カリウム・リン・ナトリウム・硫黄・マグネシウムとなっております。つまり、ざっくりと説明すると必須ミネラルのうちの主要ミネラルなので、絶対に摂取すべき栄養素である程度の量を毎日摂取する必要があるということです。

塩素の具体的な働きとはいったい何?

塩素は体内に取り入れられるときは、ほとんどがNaClという食塩の形で体内に摂取されますので、基本的に不足することは少ないと言われております。この塩素の働きは消化を促進させることでしょう。消化酵素の活性化を行って消化不良が発生しにくくなります。それ以外にも、タンパク質の消化効率を上昇させて、胃の中の酸性とアルカリ性のバランスを保つ作用もあるのです。

また、塩素消毒に使われるほど、殺菌効果も強いので胃の中の殺菌にもつながり胃をやられにくくしてくれます。さらに、血液中のpHバランスも調整する力もありますし、浸透圧異常が発生しないよう努めてくれるでしょう。また、膵臓から十二指腸に分泌される消化液の膵液の分泌を促進させるのでタンパク質や脂肪や炭水化物を効率よく分解させてくれるようになります。

これらの働きを見ていただけると解るように、消化効率を上昇させて胃をやられないように努めてくれる働きがある優れたミネラルということがわかっていただけたと思います。

塩素の働きを促すためにはどれだけ摂取すればよい?

塩素の摂取量は厚生労働省2010年版食事摂取基準では成人男性も女性も600mgと言われております。食塩として摂取するのなら1.5gになるでしょう。ただし、厚生労働省が2015年に示した日本人の食事摂取基準(2015年版)では塩素の摂取量目安は書いておらず、食塩相当量のみが記載してあります。こちらでは成人男性は1日8gで成人女性は1日7gとなっておりました。

この量を摂取するのが大切と言われておりますが、塩素は味噌や醤油といったよく摂取するものや、インスタント食品や加工食品といったものにも多く含まれているので不足することはほとんどありません。むしろ摂取量を超えている人のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか。

特にインスタントラーメンや即席中華麺といったものにはかなりの食塩が含まれているので、このようなものばかりを食べている人は間違いなく過剰摂取になっていることでしょう。

塩素の働きができない状態はあるの?

塩素の働きが不足する可能性は摂取不足でしょう。基本的に普通の食事をしていたら不足することはほとんどないのですが、過激なダイエットを行っている方は塩素不足になる可能性はあります。塩素が不足するということは食塩の摂取量が不足することと同義なので、細胞外液の濃さが低下してしまい体の濃度を保つ働きが働くため血液から水分がとられるようになってしまいます。こうなると血液が濃くなるのです。

血液が濃くなるということは、血液の量自体が減少したということなので、血液そのものの循環量が減り循環不足や血圧低下といった症状が出てくるようになるでしょう。それ以外にも塩素が不足すると胃液の濃度が低下するので消化不良が発生する確率が上昇し、胸焼けや下痢といった症状がでるようになってしまいます。

塩素の働きは過剰摂取しても正常に行われる?

塩素は摂り過ぎたとしても汗といったもので体外に排出されるので基本的に無害であると言われておりますが、塩素を含む水道水を継続して摂取することで下痢や脱水症状といった現象を引き起こす可能性があります。

また、塩素を摂取するということは食塩として摂取していることが殆どなので、ナトリウムの摂り過ぎに発展してしまうでしょう。そのため、ナトリウムの過剰摂取を行うと血液量が増えてしまうのでむくみが多発するようになり、血圧が上昇するので、生活習慣病になる確率が高まってしまいます。

塩素や食塩は現代日本では摂り過ぎと言われているので、できる限り過剰摂取は防いで、通常通りの働きができるようにしてください。

「塩素の働きがよく分からない、いったいどのような作用があるの?」のまとめ

塩素の働きについておそらくそこまで知っている人は多くないでしょうが、人体において大切な作用をもたらしてくれるので、不足してよいものではありません。ただし、食塩の過剰摂取には注意してください。

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