ビューティーフードとも言われるキヌア。女性の大敵とも言われる冷え性や貧血予防の体質改善だけでなく、美のサポートとしても効果の高い穀物です。キヌアの魅力とその効果を最大限引き出せる食べ方をご紹介します。
キヌアを摂取すると得られる体質改善の効果
女性に不足しがちといわれている栄養素の中で代表的なものに、葉酸と鉄分が挙げられます。葉酸は体内で生産することが出来ないとされ、補うにはほうれん草や小松菜などの緑黄色野菜を摂るのが最もポピュラーです。ただ貧血や冷え性などの体質改善に必要な量を野菜で摂るとなると難しく、また昨今野菜の価格高騰もあり、あまり現実的でないと言えます。
このキヌアはほうれん草、小松菜に比べて鉄分が約2倍含まれています。またキヌアと同じ穀物で、栄養価が高いとされる玄米と比べても約2倍と言われています。そして穀物にはあまり含まれていないとされる葉酸も緑黄色野菜に匹敵するといわれている含有量です。食物繊維も多く含まれていることから、便秘改善にも繋がり、そこも体質改善ができるとされる大きなポイントです。キヌアには血液をつくるためにメインとなるこれらの栄養素を多く含むことから、血行改善の働きもあり、かなり体質改善の効果が得られるということになります。
キヌアは美のサポートまで
キヌアには先で挙げたとおり、さまざまな栄養素が含まれていて、それによる効能効果は計り知れません。ただキヌアはそれだけでなく、スーパーフードと呼ばれる傍ら、ビューティーフードとも呼ばれる理由があります。
まず良質なたんぱく質がダメージを受けた肌の修復をしてくれ、アミノ酸が美しい肌だけでなくつめや髪の毛までにも行き届いてくれます。また、特に注目なのが、キヌアに含まれる豊富なビタミンB群には大きな働きをしてくれていて、様々な効果があります。強い抗酸化作用をもっているビタミンEが老化防止ビタミンと呼ばれ、細胞の老化を予防してくれる働きがあります。
ビタミンB2は皮膚や粘膜を保護し、それにより健やかな肌をつくってくれ、ビタミンB6は肌荒れやニキビなどに効き、肌の表面の修復をしてくれます。ビタミンBが全体的に肌の代謝を促進してくれるものでとても効果的です。また、食物繊維が腸内環境も整えてくれるので内側からの美のサポートもしてくれます。
摂取量には気を付けて
栄養素が高く、穀物でもあるため、食物繊維が豊富で毎日でも食べたい主食になります。エネルギーの供給源になるだけでなく、体内環境を整え、体質改善や美にもとても効果的です。
しかし、穀物であるがゆえに、消化されにくいというデメリットもあります。これは大半の人が白米になれていて、その白米と同じ咀嚼力で食べてしまうと胃を荒らしてしまうためです。
キヌアは芸能人も注目していて話題に取り上げられ、メディアも注目していますが、実際に芸能人がキヌアを摂取することでの健康的な影響を検証する番組で、摂取量が多かったため、お腹をくだしてしまっていました。これは食物繊維が多く含まれているがゆえに、ですね。
玄米よりも栄養価が高く、などというところで摂りすぎてしまう方が多いようです。しかも過剰摂取してしまうとせっかくの栄養価やキヌアを摂取することによる素敵な効果も効果が半減してしまうと言われています。
ただこれだけの栄養素があり、穀物というのを併せ持ったキヌア、正しく摂取すれば体に良いこと間違いないので、食べ方などしっかりと把握したうえでキヌアの効果がもっとも得られる摂取をしたいですね。
キヌアの効果が最大限に生かされる調理方法と食べ方
一番ポピュラーな食べ方としてよく紹介されているのが、ご飯に混ぜて一緒に炊く、というやり方です。キヌアは調理すると2倍にふくらみ、少量で満腹感も得られさらに栄養満点です。調理方法もキアヌをゆでるだけでお味噌汁やサラダともあわせて摂取することができます。
さらに相乗効果があるとされる食べ方があります。キヌア+ブロッコリー・ピーマン・じゃがいもで貧血予防と美肌効果、キヌア+アーモンド・にんじん・ココナッツオイルでアンチエイジングの効果が期待できます。味がほぼないため何にでも合わせることができます。
また、キヌア自体の効果を何倍にもする食べ方として、ユーグレナと混ぜて飲むやり方があります。ユーグレナは別名ミドリムシと呼ばれる藻の一種でこれも今注目の食材です。このユーグレナを調理したところにキヌアに混ぜて飲むだけで体質改善効果と美肌効果が倍増です。
栄養価が高く、簡単にできるので時間がない朝食に飲むだけでも高い栄養価、体質改善と美肌の効果を期待できる、優れた、そして簡単な食べ方です。
「「キヌア」がもたらす体質改善効果と美のサポート効果について」のまとめ
キヌアは女性にとって、とても魅力的な内側からのケアの体質改善と美のサポートができる素晴らしいスーパーフードです。キヌアは簡単に摂取できるのもひとつの魅力なのでぜひ、普段の生活の中に取り入れていきましょう。