ユーカリ

[監修済] ユーカリの有効成分を最大限に活用できる食品や摂り方について

ユーカリの有効成分には抗菌やリラックス効果などの様々な効能が期待されていますが、ユーカリの良さを最大限に活用することができる食品や効率的な摂り方にどんなものがあるのかについて考えてみましょう。

ユーカリの有効成分と種類

ユーカリの成分には主に酸化物質が含まれており、空気の清浄や消臭効果などもあります。ユーカリに含まれる代表的な成分として5つあげることができます。「シネオール」は抗炎症作用や免疫調整に、「ピネン」は森林浴の香りにも含まれる香り成分で免疫機能の活性化が期待されています。柑橘類の皮にも含まれている「リモネン」は香りによるリラックス効果とともに血流改善に、ユーカリの芳香成分の中心となる「アロマデンドレン」は甘く官能的な香りが特徴です。また、高い殺菌、消炎効果があるとされている「グロブロール」も含まれています・

一口にユーカリといっても様々な種類があり、日本でも数多くの品種が流通していて好みで選ぶことが可能です。アロマオイルとして広く使われている品種、「ユーカリ・ラディアータ」、レモンに似た香りがあるため入浴剤などにもよく使用される品種、「ユーカリ・シトリオドラ」、ユーカリオイルといえばこの品種といわれるほどポピュラーで外国では医薬品としても使用されることがある品種、「ユーカリ・グロブルス」などがあります。

ユーカリの経口摂取

ユーカリの有効成分の摂り方には様々な方法があります。抽出されたオイルを使ったアロマオイルが有名ですが、直接体の中にユーカリ成分を取り込みたいという方には、経口摂取できる健康食品としてユーカリサプリが販売されています。ユーカリには抗ウイルス、抗菌、浄化作用があるとともに血管を広げて血流をよくする働きもあるため食品と同じようにサプリを服用することによって体の内と外の両方を同時にきれいにすることができます。特に便秘が気になる方には胃腸の動きを活性化されるのでおすすめの摂り方といえます。

リラックス効果を味わいながら食品としてユーカリを体内に直接取り込む摂り方としておすすめなのがユーカリ茶のハーブティーです。ハーブティーは日本茶や紅茶と違って葉だけでなく花や実、根や皮、種など様々な部分を使ってお茶として飲まれるとともに薬効成分を含んでいます。ユーカリ茶は少しクセがありますが青々とした樹木の清々しさを感じながら、利用作用やむくみの改善などを期待することができます。また、血糖値やコレステロール値にも働きかけ老廃物の排出にも作用してくれるためからの中からスッキリとすることができます。

ユーカリを使ったアロマテラピー

アロマキャンドルやアロマポットをおしゃれなインテリアのひとつとして使ってユーカリの香りを楽しむことができますが、ユーカリオイルの効能を本格的に生かした摂り方として吸入法というアロマテラピーがあります。ティーカップにお湯とユーカリオイルをブレンドして深呼吸するものもありますが、ユーカリオイルの揮発蒸気を吸入するために杉のチップなどを吸着材として利用し、その上にユーカリオイルを数滴たらして口と鼻の両方で蒸気を吸い込む方法もあります。口、鼻、喉などの粘膜が潤うとともにウイルスなどで汚染されるのを防いでくれます。

複数のオイルをブレンドして使用できるというのもアロマオイルの魅力です。揮発蒸気吸入においては安息香や松葉油などを加えるより効果的といえるでしょう。原液を薄めずに直接吸入することになるので目がしみないように注意が必要です。リラックス効果を感じながらゆっくりと時間をかけて香りを楽しみたい方はバスタブに数滴落としてお湯から立ち上る蒸気を吸い込んでもいいでしょう。

ユーカリを使ったマッサージ

食品として経口摂取する他のユーカリ成分の摂り方として皮膚に直接ユーカリオイルを使う方法もあります。そのひとつがマッサージで、喘息や鼻づまり、消炎などに効果が期待できます。その方法はユーカリオイルとヒマシオイルを混ぜ合わせてのどや胸、肩甲骨の間などをマッサージします。皮膚の深部まで成分を浸透させるためには5分以上のマッサージが必要といわれているのでペアでマッサージし合うのもいいでしょう。敏感肌の方は皮膚が赤くなることもあるのでパッチテストの要領で事前に少量を試してみるといいでしょう。

マッサージする時間が取れない方や長時間ユーカリオイルの成分の効能を得たい場合は、寝る前にのどから前胸部にかけてすっぽりと覆うことができるサイズの布にオイルをしみ込ませて肌に密着させれば湿布をしたまま休むことができます。布の上からラップ、タオルと巻いていけば成分の蒸発を防ぐとともに固定することもできます。

「ユーカリの有効成分を最大限に活用できる食品や摂り方について」のまとめ

ハーブの一種であるユーカリは、健康食品としてサプリで摂取することができほかにアロマテラピーやマッサージ、ハーブティーなど様々な摂り方でその有効成分を活用することができます。

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