飽和脂肪酸

[監修済] 飽和脂肪酸が多く含まれている食品の摂り方

脂肪というとダイエットの天敵のようなネガティブのようなイメージを持っている方も多いと思いますが、実は脂肪は人間にとって最も重要な栄養素の一つになっております。その中でも飽和脂肪酸は特に人間に有益な栄養素になっておりますので、健康に過ごしたいという方にとっては、欠かせない栄養素になっております。そこでこちらのページでは、飽和脂肪酸がどのような食品に多く含まれているのかや、飽和脂肪酸の効果的な摂り方などについての情報をご紹介します。

飽和脂肪酸が多く含まれている食品

飽和脂肪酸が多く含まれている食品は沢山ありますが、それぞれ含有量が全く異なります。そのため、どのような食材に含まれているのかをしっかりと確認しておく必要があります。飽和脂肪酸が多く含まれているのは動物性脂肪になります。例えばバターであったりラードや牛脂、生クリームやチーズ、マーガリン、ショートニングなどは代表的な飽和脂肪酸が多く含まれている食品となります。他にも米ぬか油であったり、鶏卵、ホワイトチョコレート、バーム油などが飽和脂肪酸が含まれております。

バターは重量のおよそ50パーセントが飽和脂肪酸となっており、最も高い割合で飽和脂肪酸を含んでいるようになっております。牛脂やラードは総重量のおよそ40パーセントが飽和脂肪酸になっており、これらより若干落ちますが、生クリームやチーズなどは、多くても25パーセント、マーガリンは22パーセント、ショートニングは34パーセントがそれぞれ含まれております。

飽和脂肪酸が多く含まれている食品の摂り方

飽和脂肪酸が多く含まれている食品は日常でも簡単に摂取する事が出来るものが多くなっております。牛肉や豚肉などにも含まれておりますし、バターやチーズ、マーガリンなどもコンビニなどでも気軽に購入できますのでかなり簡単に摂取する事ができます。しかし、簡単だからゆえ、必要になってくるのが効果的な摂り方です。

飽和脂肪酸は、名前の通り脂肪ですので、過剰摂取は体内バランスを崩してしまい、健康を著しく害してしまう可能性があります。そのため、自分の体系にとって必要な量を狙って摂取する事がとても重要になってくるのです。どの程度の摂取量が適切なのかは、厚生労働省の基準によって記されております。厚生労働省によると成人した男女は食品のエネルギーのうち4.5パーセントから7.0パーセントが推奨されています。

運動をしている体格が大きめの男性の場合、仮に一日に必要なカロリーの摂取量を2000kcalに設定すると、必要な脂肪酸の量は4.5パーセントから7.0パーセントですので、90kcalから140kcalが適切な飽和脂肪酸の摂取量になるのです。脂肪は1グラムが9kcalになっております。バターの場合には重量のおよそ50パーセントが飽和脂肪酸となっておりますので、たった10gから14gで必要な量を摂取する事が出来てしまうのです。その為、意識的に飽和脂肪酸を摂取するような摂り方をしないとすぐにオーバーになってしまいます。

飽和脂肪酸のメリットとデメリット

飽和脂肪酸は、取りすぎると悪影響を与えてしまう栄養素ですので、適切に摂取したい栄養素です。飽和脂肪酸は、脳出血などをはじめとする生活習慣病を抑制する効果があります。また、飽和脂肪酸の中でも中性脂肪酸に関しては、疲労をやわらげたり、持久力を高めてくれる効果がある事がわかっています。若々しく健康でいるためには、必要な栄養素である事は間違いありません。

これに対して飽和脂肪酸のデメリットは、過剰摂取する事によって引き起こされる影響です。飽和脂肪酸を多く摂取してしまうと、心筋梗塞であったり動脈硬化の原因になってしまいます。そのため、アメリカなどでは飽和脂肪酸を多く含んだ食品が多くありますので、それらを意識的に避け、必要な量をサプリメントで摂取するようになっております。

飽和脂肪酸の効果的な摂り方

飽和脂肪酸はその名の通り脂肪なのですが、体内にとって必要な物になっております。ただ多く摂取してはいけないというだけですので、全く摂取しないのは逆に健康を害してしまいます。その為、なるべくよくバランスよい食生活を送る必要があるのです。飽和脂肪酸が多く含まれる油脂は沢山の種類がありますし、油脂の中には飽和脂肪酸だけでなく不飽和脂肪酸などの他の脂肪酸が混ざっている物もあります。その為、どの厳密に飽和脂肪酸を必要な量を摂取するのはとても難しいと言えます。しかしどちらも必要な栄養素ですので、積極的に食生活を改善する事が必要になってきます。

「飽和脂肪酸が多く含まれている食品の摂り方」のまとめ

食生活の改善はとても面倒で難しい事が多く、特に予算的な問題で食費にそれほどお金をかけられないという方も多くいらっしゃいます。そんな時にはサプリメントを併用するのがおすすめです。最近ではかなりリーズナブルなサプリメントも多く登場しておりますので、野菜が高騰したような時期などには、栄養のバランスを考えてサプリメントを常用するのがおすすめです。

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