イワシペプチド(サーディンペプチド)は、名前からも想像できるように、イワシに含まれている成分です。青魚の成分には健康効果が期待できる物が多く含まれていますが、イワシペプチド(サーディンペプチド)もその一つです。イワシペプチド(サーディンペプチド)の健康効果を紹介します。
イワシペプチド(サーディンペプチド)の特徴
イワシペプチド(サーディンペプチド)は、名前からもなんとなく想像できますが、イワシの身のタンパク質に含まれている成分です。2つのアミノ酸が結合してできる、バリルチロシンという成分が含まれています。ペプチドというのは、いくつかのアミノ酸が結合してできた物質の事で、単体のアミノ酸よりもペプチド化された方が、吸収率がアップするというメリットがあります。
ペプチド化されたアミノ酸は、吸収率が高いのですが、分子の大きさは大きくなるため、持続力に優れているのも特徴です。ペプチドと名がつく物は他にもたくさんありますが、イワシペプチド(サーディンペプチド)は魚由来に属します。他には牛乳由来のミルクペプチド、植物由来の大豆ペプチドがよく知られています。何に由来するかによって、含まれているアミノ酸の種類が違うため、効果も変わってきます。イワシペプチド(サーディンペプチド)には、どのような効果が期待できるのかを見ていきましょう。
イワシペプチド(サーディンペプチド)の効果について
イワシペプチド(サーディンペプチド)は、高血圧を予防する効果が期待できます。元々イワシは、コレステロールを減らし血をサラサラにする効果がある事でも知られていますが、バリルチロシンという成分には、高血圧の原因となる酵素の発生を抑え、血圧が高くなるのを防ぐ働きがある事がわかっています。これは臨床試験でも実証されていて、イワシペプチド(サーディンペプチド)は、トクホとしても認められています。
高血圧予防にはイワシペプチド(サーディンペプチド)がいいとされているのも、このような理由からです。血をサラサラにする効果も期待できるので、冷え症改善や肩こり改善効果も期待できます。
年齢とともに基礎代謝が低下するのもよく知られていますが、基礎代謝が低下すると脂肪を蓄えやすい状態になります。ここにイワシペプチド(サーディンペプチド)を取り入れる事で、脂肪の代謝をサポートするという、ダイエット効果も期待できます。イワシペプチド(サーディンペプチド)は、年齢とともにりすくが高まる生活習慣病予防にも最適です。
イワシペプチド(サーディンペプチド)の取り入れ方
イワシペプチド(サーディンペプチド)を取り入れる場合は、いわしを食べるのもいいのですが、いわしを食べても、摂取できるイワシペプチド(サーディンペプチド)の量はごくわずかです。毎日続ける事が大切ですから、サプリメントから取り入れるのがおすすめです。
中には青魚全般が苦手という方もいます。魚嫌いの方もサプリメントなら、手軽ですし、匂いなども気にならないから続けやすいと思います。ただしサプリメントは食事では補いきれない栄養を補うための物です。食事から摂れるイワシペプチド(サーディンペプチド)はごくわずかですが、栄養バランスを考えた時、いわしを使った料理を食べるのもいい方法です。ただしイワシペプチド(サーディンペプチド)は、焼くと効果が半減してしまうため、イワシペプチド(サーディンペプチド)の良さを損なわずに食べるには、煮て食べるのがおすすめです。圧力鍋で調理すれば、骨まで食べられるのでカルシウムなども摂取できます。
サプリメントは補助的な役割ですが、イワシペプチド(サーディンペプチド)を摂取する場合はサプリメントの方が手軽でん便利です。
イワシペプチド(サーディンペプチド)に副作用はないの?
健康効果が期待できる成分にもいくつか種類がありますが、サプリメントで摂取する場合は、毎日続けるのが基本です。毎日続ける物は安全性も重要です。イワシペプチド(サーディンペプチド)には副作用などはないのでしょうか?
基本的にイワシに含まれる成分ですから、いわしを原料にしています。トクホのサプリメントもありますから、自分に合った続けやすい物を選ぶといいでしょう。ただしサプリメントで選ぶ場合は、カリウムが多く含まれている物は注意が必要です。カリウムには血圧を下げる作用があるため、高血圧予防にイワシペプチド(サーディンペプチド)のサプリメントを使用する場合は、カリウムの量がポイントとなります。例えば高血圧の治療で、降圧剤を飲んでいる方は、イワシペプチド(サーディンペプチド)のサプリメントと併用すると、高カリウム血症のリスクが高まります。この場合は医師に相談し指示を仰いでください。
「イワシペプチド(サーディンペプチド)の効果と活用法」のまとめ
イワシペプチド(サーディンペプチド)は、その名の通りイワシに含まれる成分で、身のタンパク質に含まれています。イワシを食べるよりも、サプリメントから摂取したほうが吸収率がよく、手軽に続けられます。