油の摂り過ぎは体によくありませんが、オメガ3脂肪酸を含む油は、体に良い油です。エゴマ油は体に良い油としても知られています。ただしエゴマ油にも種類がありますので、取り入れる時は質の高いエゴマ油を選びましょう。エゴマ油の選び方を紹介します。
エゴマ油の効果や効能について
エゴマはシソ科の植物です。ゴマと名がつくので、胡麻と間違われる事がありますが、胡麻とは違います。エゴマには、食物繊維やカルシウム、ビタミンBやタンパク質など、体を維持するために必要な栄養が豊富に含まれています。最も注目すべきは、必須脂肪酸の一種、αリノレン酸(オメガ3脂肪酸)が豊富な事です。必須脂肪酸は体内で合成できないため、食事やサプリメントから摂取しなければいけません。
αリノレン酸は、青魚に含まれるDHAの前駆体となるもので、毎日でも摂取したい健康にも美容にも良い油です。エゴマ油はエゴマの種から絞ります。少し独特の香りがあり、黄色い色をしています。とても酸化しやすく熱に弱いので、加熱には不向きです。浸透力に優れている事から、保湿目的でボディオイルや化粧オイルとして使う事もできます。
αリノレン酸は、アレルギー症状を緩和させる効果も期待できます。一般的に使われる食用油は、リノール酸ですが、摂り過ぎは体によくありません。食用として取り入れる場合は、ヘルシーで栄養バランスに優れている、エゴマ油がおすすめです。
エゴマ油の選び方
エゴマ油の選び方には5つのポイントがあります。これからエゴマ油を取り入れようと思っている方は是非参考にしてみてください。
エゴマは国産で無農薬栽培された物がおすすめです。海外でも栽培されていますが、美容と健康のために取り入れる場合は、安全性の高い国産で、さらに無農薬栽培で育てられている物かどうか確認しましょう。最近はスーパーにもたくさんのエゴマ油が並んでいますが、国産と書いてあっても、原料は中国産で、加工する工場が日本の場合も国産となっている事があるので表示は細かく確認がしてください。
エゴマ油はまさにピンキリです。エゴマ油と書いてあっても肝心の、αリノレン酸がわずかしか含まれていなければ意味がありません。αリノレン酸の含有量も要チェックです。エゴマは熱に弱いため、抽出方法も限られます。おすすめは低温圧搾法です。エゴマ油はとてもデリケートな油です、瓶入りの物が多いですが、酸化を防ぐために遮光瓶に入っている物を選びましょう。
量が多い方がお得に思えますが、エゴマ油は酸化しやすいので、開封後はできるだけ早く使い切るのがベストです、大容量よりも、少量の方が常に新鮮な状態で使えます。
エゴマ油の選び方での注意点
エゴマ油はスーパーなどでも気軽に入手できるようになっていますが、メーカーによって色が違う物があります。エゴマ油は基本的に黄色い色をしていますが、中には茶色いエゴマ油もあります。茶色だと酸化しているように感じられる事がありますが、開封して黄色から茶色に変色したなら、酸化した可能性がありますが、未開封の状態で茶色なら、それは焙煎してから抽出しているエゴマ油の可能性が高いです。
ただしこれはエゴマ油自体の色ですから、茶色い遮光瓶は中身が見えないので、焙煎しているかどうかは、表示で確認します。エゴマには独特の香りがあるため、そのまま抽出すると独特の香りが際立ちます。これが好きな人には問題ありませんが、ニオイに馴染めないというケースが多いため、独特のクセを和らげるために焙煎しているのです。
焙煎と未焙煎では、特に品質には変わりないと言われているので、両方食べ比べて見て、自分に合うエゴマ油を選ぶのもいいかもしれません。
エゴマ油を取り入れる方法
エゴマは、韓国では焼肉を食べる時、エゴマの葉で肉を巻いて食べています。もちろんエゴマ油も毎日のように使っていますが、日本ではエゴマ油として取り入れるのが一般的です。ただエゴマには独特の香りがあるので、それが苦手だと続けるのが難しいかもしれません。こういう時は、ニオイを気にせず手軽に取り入れられる、サプリメントがおすすめです。
エゴマ油を使う場合は、熱に弱く酸化しやすいので、加熱調理には不向きです。そのまま飲むか、ヨーグルトに混ぜて食べるのが一般的です。量は1日大さじ1杯程度でOKです。殆どの場合エゴマ油の瓶は、量が少ないので瓶も小さめです。酸化しやすいので、開封後は使用後にきちんとキャップを締め、冷蔵庫で保管するのがおすすめです。開封したらできるだけ早めに使い切ってください。時間が経って酸化した物は、使わないようにします。
「注目の成分エゴマを選ぶ時のポイントと選び方」のまとめ
エゴマ油は体に良い油として注目されています。注目された当初は、数が少なく価格も高い物が多かったのですが、最近はリーズナブルな価格で手に入るエゴマ油も多くなっています。しかし品質を見極める事も大切です。