サンショウエキス

[監修済] サンショウエキスとはいったい何?

山椒からとれるエキスであるサンショウエキスは人体にプラス作用があると言うことで注目されています。そこで、今回はサンショウエキスについてどのようなものなのかを紹介します。

サンショウエキスと山椒

サンショウエキスは名前の通りミカン科植物の山椒の果皮から抽出されたエキスで、黄褐色の液体で独特な香りがします。この山椒は日本と朝鮮半島南部を原産とするもので日本でも古くから愛用されている香辛料の一つです。この山椒は新芽、若葉、つぼみ、果実といったあらゆる部分が使えるということで古くから食用として愛用されてきました。

主な開花時期は3月下旬から4月で比較的育てやすい部類に入るので、家庭でも育てている人がそこそこいるようです。日本各地で育てられますが特に多いのは和歌山県や兵庫県、そして岐阜県といったところでしょう。春になると小型の黄緑色の花をつけて秋に果実が付くようになります。

このように有名な山椒でありますが、その山椒からとれるサンショウエキスは化粧品に配合されることが多くシャンプーやヘアコンディショナーといったものに使われることが増えてきています。他にも果実の果皮と種子を別々に使って薬用として用いられることもあるようです。

サンショウエキスの主な成分は何なのか?

山椒の主な成分はキサントキシン・サンショオール・タンニン・シトロネラール・ジペンテン・フェランドレン・ゲラニオール・リモネン・食物繊維・カルシウム・タンパク質・カロチン・脂肪・ビタミンB1、B2、E・炭水化物・灰分・マグネシウム・鉄・マンガン・クロシン・ゲニポサイド・ガルデノサイドなどです。

ものすごい色々な成分が含まれていることが分かるでしょう。このように複数の成分が含まれていることからいろんな効能があると言われて研究され続け資生堂より1999年には白髪防止作用があることが発表されることもあったのです。

山椒には色んな成分が含まれており、効果もたくさんあるのが特徴で、脳の活性化・胃もたれ解消・血行不良改善・新陳代謝向上・食欲不振改善・アンチエイジング・ダイエット効果といったものがあるのです。しかし、山椒は大量に食べるものではないので栄養素補給の観点ではそこまで期待することはできないでしょう。それなので、栄養補給というのではなくそれ以外の薬効成分や非栄養素機能物質といったものに期待するのが基本となります。

サンショウエキスの髪の毛に対する効果は?

色々な成分が含まれているので様々な効果があるのですが、今最も騒がれているのは白髪防止効果・抗菌作用・血流促進作用といったところなのでしょう。これらの効果を利用した化粧品が多く出回っており、シャンプーやヘアコンディショナーといったものの成分にサンショウエキスという記載があることが増えつつあるのです。

もともと白髪は加齢によって毛母細胞にあるメラノサイトが機能しなくなることで黒い色がうまく作られなくなり色素が無い髪の毛、つまり白髪が生えるようになるのですが、そんな状況を改善する作用があるというのがサンショウエキスになるということです。もう少し具体的に解説するとメラノサイトの中にあるMITF遺伝子が減少することでメラニンが作られなくなってしまうのですが、サンショウエキスはこれらを活性化させるため、白髪予防に繋がります。それ以外にも血行促進作用があるので、血行が促進されれば頭皮にも栄養が回るようになりやすく、抜け毛予防にも効果があるでしょう。

それなので、サンショウエキスが入ったヘアケア用品を使いたいという方は、抜け毛が気になっている人や白髪が気になっている人となります。それらの人たちに対しての解決策の一つとして提示されているので、ただ単にシャンプーとして使いたいという方は他のものを選んだほうがいいかもしれません。ちょっとでも抜け毛や白髪が気になるなら使ってみるようにしてください。

サンショウエキスが入ったヘアケア商品の口コミは?

サンショウエキスが入った商品に対する口コミは色々とありますが、抜け毛の量が減ったという物から白髪の色が変わったという人もいますが、やはり中には効果を感じられなかったという人もいるようです。育毛や発毛、そして白髪といった分野は基本的に賛否両論となっているので、仕方ないとは思いますが、それでも感謝の言葉を述べている人のほうが多くなっているようです。

この白髪予防に効くというのは決して即効性があるわけではないので、使い始めてすぐに黒い髪の毛になるわけではありません。急遽白髪染めをしたいという方は他の白髪染めを購入されたほうがいいでしょう。毎日続けて使うことで白髪を減らすことができるというのが最大の特徴となっているのです。

「サンショウエキスとはいったい何?」のまとめ

サンショウエキスは育毛剤といったヘアケア用品として使われるようになっていますが、此れから研究が進めばまた別な用途に使われることになるかもしれません。これからも山椒に注目していきましょう。

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