クロレラ

クロレラ

クロレラ

 

はじめに

今回はクロレラと言う成分について紹介致します。クロレラとは淡水産の緑藻類の一種です。しかし、サプリメント等に興味のある人でなければ、クロレラとはあまりなじみのない成分だと思います。クロレラとはいったいどのようなものでしょうか?

 

クロレラとはどの様な成分なのか?

クロレラとは淡水産の緑藻類の一種ですクロレラは、20数億年前の先カンブリア紀から生息している真核生物の仲間で、1つの細胞が20~24時間に4分裂する増殖力旺盛な生物です。最新の研究でクロレラとして誕生したのが5億4000万年前であることが分かっています。1000分の3~8ミリという小さな植物であるため、人間によって発見されたのは19世紀末ころです。

ほかの植物の数十倍という光合成能力で、驚異的な増殖力を持ち、太陽エネルギーをたっぷりと吸収したクロレラは、年間のタンパク質合成量が大豆の約38倍、稲の約55倍という驚くべき数値を示しています。また、9種類の必須アミノ酸全てをはじめ、天然の状態の各種ビタミン、ミネラルをバランス良く豊富に含んでいます。現在、管理培養されている食用クロレラは、同属の10種のうちでも特に増殖能力に富み、栄養価が優れたピレノイドサ、ブルガリス、エリプソイディア、ミニアータの4種類です。日本では、敗戦後の食糧難を救う「夢の食品」として研究され、現在では健康食品として多くの人に利用されています。

 

クロレラの脅威の栄養価

クロレラで注目すべきことは、C.G.F.(クロレラ・グロス・ファクター:動物体成長促進因子)というクロレラにしか存在しない貴重な成分を含んでいることです。C.G.F.とは、核酸、アミノ酸の複合体で、生体内の細胞に関与して健康を保持するものと言われています。なかでも核酸は、クロレラの成長過程で新しいクロレラ細胞をつくり、細胞の分裂、生長、生産のすべてをコントロールしています。このC.G.F.は、クロレラに含まれる成分の中で、最も価値ある成分と言えます。人間や他の動物・植物は普通、細胞を2分裂しながら成長していきますが、クロレラは20-24時間で4分割します。これは他の生き物と比べると、驚異的なスピードと言えます。このクロレラの生命力に深く関与しているのもC.G.F.です。

残念ながらC.G.Fについてすべてが解明された訳ではありませんが、C.G.F.は硫黄を含む核酸やアミノ酸などからなる複合体であること、その核酸の糖部分はグルコースを主体としていること、またペプチドのアミノ酸組成はグルタミン酸、アスパラギン酸、アラニン、セリン、グリシン、プロリンなどであることが分かっています。こうした各種の成分が一緒になって、大きな力を生みだしていると考えられているのです。

クロレラの効果は?

クロレラの効果を以下に纏めました。一部は既に触れましたが、大きく9つの効果があります。

  • 肥満防止

クロレラを摂取していることにより、脂肪がエネルギーとして消費されるシステムが正常になるといわれています。余分な脂肪が溜め込まれず使用されやすくなりますので、肥満防止につながります。

  • 貧血状態の改善

ヘモグロビンの材料になる鉄分がクロレラには多く含まれています。また、特有成分のCGFに備わっているS-ヌクレオチドペプチドが、新しく血球が生み出されるのを促してくれます。

  • 便秘改善

クロレラに含まれている食物繊維には、便のかさを増しをしたり、腸のぜん動運動を促したりする作用があります。これにより便の排出がスムーズになり、便秘を解消する効果が見込めます。

  • 美肌効果

腸内環境が悪化していると、にきび、吹き出物といった肌トラブルが起こりやすくなります。クロレラの食物繊維や葉緑素によって環境が改善すれば、にきび、吹き出物の発生を防ぐことにつながります。

  • 高血圧の改善

余計な塩分は血圧が高まる原因になりますが、カリウムを十分に摂ることで塩分の排出が促進されます。カリウムの含有量が豊富な食品としてはホウレン草が有名ですが、クロレラのほうが同量だと含有量で上回っています。

  • 動脈硬化の予防

クロレラに含まれているクロロフィルには、血中コレステロール値の低下作用があります。血中コレステロール値が下がるとドロドロ血液の状態が解消されて血液のめぐりがスムーズになり、動脈硬化の予防効果が期待できます。

  • アンチエイジングの効果

老化の原因は活性酸素が体内で過剰に発生することです。クロレラには抗酸化力に優れているクロロフィル、ベータカロテン、ビタミンEといった成分や栄養素が含まれているため、摂取することで活性酸素が除去されやすくなります。また、細胞の若返り効果が期待されているCGFがクロレラに含まれているため、アンチエイジングの効果も期待出来ます。

  • 疲労回復

クロレラの特徴のひとつに、アミノ酸組成に優れている点があります。アミノ酸には疲労回復効果があることが分かっているため、疲れを長く残しておきたくない人が摂るのに適しています。

  • 痴呆防止効果

アルツハイマー型の認知症を患っている人にみられる特徴のひとつとして、血液の中に老化した状態の赤血球が多量に認められるという点があります。クロレラに含まれているルテインには、赤血球の老化を食い止める作用があるといわれているため、アルツハイマー型認知症の発症や悪化を防ぐのに有用と考えられます。

 

クロレラの接種方法は?

クロレラはそれ自体が藻である為、そのまま食用することはありません。通常加工されたサプリメントを試用することが一般的です。クロレラは鮮やかな緑色をしているため、「苦み」があると思われがちですが、野菜嫌いの小さな子供でも食べられるほど苦味は殆どありません。その為、食事にスプーン一杯のクロレラを混ぜても味は変わりませんし、非常に使い勝手の良い食品と言えます。

 

サプリの選び方

上記で上げた様にクロレラの摂取はサプリメントを利用することが好ましいと思います。クロレラのサプリは含有量や価格に幅があり、どれを選んでいいのか分からない方も多いと思います。そこでクロレラサプリの選び方を紹介します。主には以下の4つの観点が重要です。

  • 安全性

クロレラを人工培養する際の培養液に含まれる不純物が問題になったことがあります。過去の実績や口コミ等を確認して信頼できるメーカーのものを選んでください。

  • クロレラの含有量

サプリで重要な点はその含有量です。あくまでクロレラが何g含まれているかを確認しましょう。1日あたりの目安量は3-8g程度です。

  • クロレラの吸収性の良いものを選ぶ

地球が誕生した頃の厳しい環境から生き抜いてきたクロレラは細胞壁が厚く、なかなか吸収されにくいという特性があります。 クロレラの成分を効率良く摂りたいのであれば、細胞壁を粉砕したクロレラサプリを選ぶのがよいでしょう。

  • 1日あたりの価格

サプリを選ぶ大事なポイントとして継続して飲み続けられることが重要です。サプリメントは薬と違って、飲み続けることで徐々に効果を実感できます。最低でも3ヶ月は続けるとしたら、”続けやすい価格”であることが重要です。目安として1日150円以下が望ましいでしょう。

 

「クロレラについて」のまとめ

クロレラとは淡水産の緑藻類の一種です。効果として肥満防止、貧血状態の改善、便秘改善、美肌効果、高血圧の改善、動脈硬化の予防、アンチエイジングの効果、疲労回復、痴呆防止効果が期待できます。食事での摂取では限界があるので、サプリメントを利用することが好ましいでしょう。

 

 

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