アロエ

[監修済] おばあちゃんの知恵のひとつ火傷の時のアロエ活用 

幼少の頃に、熱湯や熱いやかんなどに触れてしまい、家族中が大騒ぎになる事はよく聞く話ですが、いざという時にもこのアロエがあれば、火傷の治療などに大きな効果がある事が知られています。

アロエは百薬の長

アロエはとても強い植物で、日本各地に帰化して自生していますが、強い寒さには非常に弱く、比較的温暖な地域に集中していると言えるでしょう。その中でも、沖縄は一大産地と言える位にアロエの多い場所と言えます。俗に、医者いらずだとか医者泣かせと言われるほどその効能は多く、最新の発表ではウイルスや細菌にも効果があり、最近から出される毒素なども中和する作用がある事がわかっています。また「アロミチン」には抗がん作用がある事が分かっており、これからのがん治療に大いに役立つのではないかと、期待されているのです。また「アロエウルシン」という成分には、活性酵素により破壊された細胞組織の傷を修復する働きがあると言われており、老化予防という観点からも、飲んでも塗っても効くという事になります。家庭で安定して摂取し続ける方法に、アロエの焼酎漬けという方法もあります。アルコールで薬効が溶けだした成分を、余す事無く摂取する事ができます。氷砂糖を多めに入れておくと、苦味を余り感じなく飲む事ができますので、お試しください。

火傷の対処法

アロエは火傷や外傷に良く効くと言われていますが、これは海外でも同じ認識です。ただし、軽度なものという意味で、重症なものは急いで病院で診てもらう必要があります。一般的に火傷や怪我をしてしまうと、皮膚に炎症が起こりますが、アロエに含まれているサルチル酸やベレクチンはこれを抑えてくれる効能を持っています。また、同様に含まれているビタミンCや多糖体などが、皮膚の細胞を活性化させるとされており、免疫を調整する成分が皮膚の修復と再生に働きかけてくれるのです。従って、一つの成分がやけどや傷を治すのではなく様々な成分が一緒に働く事で炎症が収まり、皮膚の修復を同時に行ってくれるお陰で、もとの正常な皮膚の状態に戻るのです。もちろん、火傷にこのように効くのですから、プールや海水浴で日焼けしすぎた時などにも、直接塗ると同じように効果があります。火傷あとの傷が比較的きれいに治る事も知られており、世界各地でも日本と同じ様に常備薬として植えられる事が多いのです。

火傷や怪我の時の利用方法

アロエを外傷や、火傷などの治療で使う場合には葉肉を使います。使い方には少しコツがあり、まずは両側にあるギザギザ下とげの部分を、ハサミや刃物などで取り去ります。次に内側の皮を取り去りますが、ナイフなどを入れて皮を引っ張りながら剥がすと綺麗に摂る事ができます。下側の皮は湾曲していますので、スプーンを使ってまずは両側に切れ目を入れるように剥がしておき、最後にスプーンを入れて一気に剥がすと、綺麗に半透明の葉肉を取り出す事ができます。コツとしてはこの時に力を入れないことが肝心で、無理やり剥がそうとすると、半透明の葉肉の薬効である水分が、抜けてしまいますので注意が必要です。この時に出た汁も取っておきましょう。この半透明の葉肉を、火傷や傷の部分にそのまま貼り付けますが、植物の多くにシュウ酸が含まれているように、アロエにも含まれています。このシュウ酸を消す方法としては、そのままの状態で皿などに入れて冷蔵庫に入れて、放置しておくのがいい方法です。シュウ酸はガラスのようにとがった物質で、皮膚に刺激を与えますので、こうした安全策を取るのです。

自宅で手軽にアロエを増やす方法

アロエは多肉植物で、サボテンによく似ています。水分を少なめに与えるのが通常の水やりですが、夏場には大量に与えても大丈夫ですが、水はけを良くしておかないと根腐れを起こします。アロエは簡単に増やせる植物で、毎年順調に育てていけば、わきから子株が出てきますのでこれを分けます。また、挿し芽や葉を直接切り取り、挿し木でも簡単に増やす事ができるので、一度に沢山増やす事ができます。アロエは長い間植えておくと間延びして、姿も悪く見栄えがしなくなります。 こうした場合も茎を切って、数を更新してあげましょう。簡単に沢山増やす方法は、葉を利用して挿し木する方法ですが、鋭利なナイフなどで葉を切り落とします。切った部分は風邪の当たる日陰において、切り口をしっかり乾燥させておきましょう。後は清潔な土に植えるだけですが、あまり大量に水を上げないようにします。根が確認できたら通常の水やりにしますが、水分を控えめにすることで根が増えていきます。増やす時期は春先が一番適しており、十町に育てる事ができます。

「おばあちゃんの知恵のひとつ火傷の時のアロエ活用」のまとめ

アロエは海外でも人気のある植物で、海外旅行先でも意外に見つける事ができます。塗っても飲んでも効きますし、増やすのも簡単な植物で、手間が掛からないという事もあり多くの家庭で育てられています。

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