[監修済] SAMe(サミー)の安全性の高いサプリメント

サミー

[監修済] SAMe(サミー)の安全性の高いサプリメント

SAMe(サミー)は、S-Adenosyl-Methionineの略語であり、人が生きていく上でも欠かせないアミノ酸の一種です。最初にその効果が発見された時には、うつ病の治療薬としてる使われますが、他にも優れた効果が見つかっています。

サミーと蛋白質の働き

SAMeは、S-アデノシルメチオニンと呼ばれているアミノ酸で、英語のスペルを略してサミーと呼ばれています。アミノ酸は人体を構成する上で、必要不可欠な栄養素であり、学校給食や食育の場では蛋白質として紹介されています。食育教育で学ぶのは、この蛋白質が人間にとって必要な栄養素であり、3大栄養素として必ず必要であるという事でしょう。そして同時に、この蛋白質が筋肉などの体を作る栄養素としても教わってきているはずです。

小学校などの低学年教育では、あまり深く説明する事がありませんので一般的にもこの理解度ですが、重要な事はこの蛋白質が体を司っているすべての器官に作用している事で、細胞の一つ一つがこの蛋白質を基に作られている事を理解しておかねばなりません。つまり、蛋白質は骨さえも、その形成作りに携わっており、髪の毛一本からつま先の爪までも、この蛋白質を必要としていますので、三大栄養素の中でも一番重要な栄養素と言えるでしょう。蛋白質は完成されたパズルのようなもので、その一つ一つのピースはアミノ酸に例える事ができ、このSAMeも一つのピースとして、重要な位置を占めているのです。

アミノ酸の働きとそのサイクル

世界の生態系は大きなサイクルによって、目まぐるしく回っている事をご存知でしょう。プランクトンは有機物や無機物を体内へと取り込み餌とする事でその数を増やしています。また、多くの植物もこのプランクトン同様に、肥料としてこれらの成分を重要な栄養源としているのです。プランクトンは小さな魚に食べられ、小さな魚は次々と体の大きな魚たちに捕食されて行きます。植物も同様で、昆虫や草食動物に食べられ、大型の肉食動物に食べられていますが、その頂点に立つとされているのは、地上で繁栄を気付いている人類なのは間違いのない事でしょう。

人間の体内でも、一定のサイクルが繰り返されている事をご存知でしょうか。アミノ酸を形作る蛋白質は、食事などによって消化器官に入って行きます。蛋白質は、口腔内で噛み砕かれて食道を通り胃の中へと運ばれますが、この先の腸内と共に蛋白質の分解酵素である、プロテアーゼによりアミノ酸へと分解されていくのです。分解されたアミノ酸には、それぞれ効能の違う働きがあり、その各作用によって体が維持されており、再び体内の蛋白質をリサイクルしているのです。

サミー回路の働きとその効能

SAMeはアミノ酸ですが、必須アミノ酸ではなく、体内でも合成できるアミノ酸の仲間です。しかし、必須のものでなくとも欠乏する事で、他の栄養素が使われることになりますので、積極的に取る必要もあるのです。実はこのSAMeもサイクルの輪を形成しており、SAMe回路とも呼ばれています。SAMeの発見は、1950年代と意外に早く発見されておきながら、その作用はしばらく特定できませんでした。なぜならSAMeは、体外へ取り出すと直ぐに変質を起こしてしまう為に、その確認作業を行う事ができなかったのです。

しかし、20年ほど経ち他の成分との組み合わせによって、性質が安定する事がわかり、ここからその研究は進んでいきました。SAMe回路では、SAMeがメチル基をほかの物質に受け渡す事によってDNAに携わったり、神経伝達物質の合成に寄与する事になります。この重要なメチル基を受け渡し終ると、ホモシステインとなり、他の食品から必要な成分を摂り込む事で、再びこのサイクルが繰り返し行われているのです。このようにSAMeは、メチルドナーとも呼ばれるほどの、重要な役割を担っているわけです。

サミーの重要な効能

具体的にSAMeの効能には、関節をサポートする役割が非常に高いものと言えます。発見された当初は、ドーパミンやセロトニンといった、神経伝達物質を作る役割が確認された為、おもにうつ病の患者に治療が行われていました。しかし、患者を治療してきた経緯の中で、関節の調子が良くなったとの声があり、これをきっかけにして研究が始まりました。研究ではその成果は驚くもので、抗炎症薬と同等の効果が得られる事がわかりました。

これは、関節の痛みである朝のこわばりの症状を緩和し、動作時の痛みや関節鳴りなりを抑える事がわかり、腫れや関節可動の制限域にも一定の効果が認められたのです。また、グルコサミンやコンドロイチンといった、関節に効果のある成分と共に摂取する事で、その効果が格段に上がる事もわかっており、効果的な摂取方になっています。SAMeが生成されている場所は肝臓で、この肝臓で一番多く消費もされています。SAMeにはグルタチオンという成分も含まれており、肝臓の解毒作用を強力に補助する事も知られていますので、肝臓を強化してくれるのです。