[監修済] 注目の成分である有機ゲルマニウムの効果と安全性について

有機ゲルマニウム

[監修済] 注目の成分である有機ゲルマニウムの効果と安全性について

有機ゲルマニウムとは、炭素と結合したゲルマニウムのことを指します。植物やミネラルウォーター、温泉などに含まれています。有機ゲルマニウムは健康食品として知られており、健康促進に良い効果をもたらすことで注目を集めています。しかし、やはり気になるのが安全性です。有機ゲルマニウムのサプリメントを飲む際には、事前に有機ゲルマニウムをよく知っておくことが大切です。

有機ゲルマニウムと無機ゲルマニウム

ゲルマニウムには、有機ゲルマニウムと無機ゲルマニウムがあります。このうち、安全に摂取することができるのは有機ゲルマニウムのみです。無機ゲルマニウムは工業面で多く利用されています。

無機ゲルマニウムには毒性があり、水に溶けにくい特徴があります。そのため無機ゲルマニウムは体に蓄積されやすいと言えます。無機ゲルマニウムを長期的に摂取することで、腎臓や筋肉、精神に悪影響を及ぼします。

その一方で有機ゲルマニウムは毒性がなく、安全性が高いと言われています。また、無機ゲルマニウムとは違って水に溶けやすい性質を持っています。この水溶性の性質こそが有機ゲルマニウムの重要なポイントです。水溶性のため体への吸収率が高く、尚且つ体内に有機ゲルマニウムが蓄積されにくいと言われています。有機ゲルマニウムは長期間摂取し続けても体内に蓄積されることはありません。約48時間後にはほとんどが体外へ排泄されます。

このように、同じゲルマニウムですが無機ゲルマニウムと有機ゲルマニウムでは安全性に大きな違いがあります。しかし、すべての有機ゲルマニウムが安全とは言えないのが現状です。そのため、有機ゲルマニウムを摂取する際には安全性が確かなものを選ぶことが重要と言えます。

有機ゲルマニウムは免疫力を高める

有機ゲルマニウムの代表的な効果が、免疫力の向上です。私たちの体の中にはふたつの免疫力があります。ひとつがウイルスや細菌が体内に侵入するのを防ぐバリアの役割を果たす免疫力、もうひとつが体内に入ったウイルスや細菌を退治する免疫力です。これら2つの免疫力が正常に働くことで、健康な体を保つことができます。免疫力が低下すると、風邪などの感染症にかかりやすくなります。また、ガンの原因にも免疫力の低下が関係しているようです。

免疫力が低下すると様々な病気に感染しやすくなりますが、逆に免疫力が高すぎても病気が発症しやすくなってしまいます。有機ゲルマニウムは免疫力を高める効果がありますが、それだけではありません。免疫力が高すぎる場合には、免疫力を鎮めてバランスを整える働きを持っています。このようにただ単に免疫力を高めるのでなく、免疫力のバランスを整えることから有機ゲルマニウムが注目を集めています。

有機ゲルマニウムを含む食材

有機ゲルマニウムは食材から摂取することができます。有機ゲルマニウムが含まれているのは主に植物類で、朝鮮ニンジン、サルノコシカケ、ニンニク、クコの実、アロエの葉などが挙げられます。また、ニシンやムツ、ししゃもなどの魚類にも有機ゲルマニウムが含まれています。他にも、ミネラルウォーターにも有機ゲルマニウムが含まれています。世界的に有名な「ルルドの泉」は有機ゲルマニウムが豊富に含まれていることで知られています。

このように、意外にも身近な食材に有機ゲルマニウムが含まれていますが、その量は決して多くはありません。そのため、毎日の食事で十分な量の有機ゲルマニウムを摂取することは難しいと言えるでしょう。そのため、毎日有機ゲルマニウムを摂取するのであればサプリメントを利用すると良いでしょう。ただし、サプリメントはあくまでも栄養補助食品です。食事で不足する分を補うための食品ですので、その点は頭に入れておきましょう。