[監修済] 多くの肌トラブルを解消してくれるビワ葉エキス

ビワ葉エキス

[監修済] 多くの肌トラブルを解消してくれるビワ葉エキス

オーガニック志向の高まりからケミカルな力だけでなく昔ながらの治療法にも関心が高まっています。そこで、ここでは古くから伝わる治療法の一つのビワ葉エキスの効果について紹介をしていきます。

昔から使われてきたビワ葉エキス

ビワ葉エキスは様々な病気の治療や症状改善、体質改善、予防効果があるとして昔から使われてきたものです。アトピー肌に塗布することで症状が改善したり予防できたりするとされていたり、婦人科系疾患の改善効果があるとして生理不順や生理痛緩和、更年期障害の症状緩和といった効果もあるとされています。他にも胃腸の弱い人が服用を続けることによって調子が改善するという効果もあります。

昔から様々なことに効果があるとされており、民間療法の一つとして古くから多くの人が用いてきました。ビワ葉エキスがあれば全ての皮膚疾患に対応ができるとさえ言われてきていました。しかし、具体的になぜこのような効果が得られるのか、そしてエキスの作り方や使用上の注意点といったものについてはあまりきちんと知られてきていません。そこで、ここではビワ葉エキスが良い理由と作り方、使用時の注意点について紹介をしていきます。

ビワ葉エキスの効能

ビワの葉にはブドウ糖や蔗糖、果糖といった様々な成分が含まれています。その中でもアミグダリンという物質が薬効成分であり様々な効果を得られるものとなります。アミグダリンというのはビタミンB17になるものであり、このビタミンB17が注目すべき栄養素です。ビワ葉エキスが皮膚疾患を治したりがん治療に効果があるとされたりするのはこのビタミンB17が含まれているためです。

ビタミンB17は体温とともに暖められると体内の細胞や血液の中に浸透をしていきます。体内の炎症を治療する効果があるだけでなく、様々な病気の原因とされている酸化した血液を浄化する効果もあるとされています。

ビワ葉エキスの使用法と購入方法

ビワ葉エキスは飲んでも塗っても効果の出るものです。そのため、胃腸の調子が悪い時には薄めて飲んで治療することもできますし、喉の調子が悪い時にはうがい薬として使用することもできます。また、あせもや日焼け、やけど、アトピーといった皮膚トラブルには直接塗布して治療することもできます。最近では育毛効果があるとして頭皮に塗布する人もいます。

ビワ葉エキスはエキスとして抽出した原液やビワ葉エキスが配合された基礎化粧品を購入することもできますが、自分で作ることもできます。ビワ葉エキスは2年もの以上の古い葉を用いて作るので、自宅や近くにビワの木がある人は常備薬として持っておくと様々な場面で役立つのでオススメです。

作り方は、2年もの以上の古い葉を40枚から50枚ほど集め、全て綺麗に拭いたら1センチほどの大きさに切ります。それを煮沸消毒した瓶に入れて35度以上のアルコールとともに入れて放置します。アルコールはビワの葉が全て浸る程度から5センチほど上まで注ぎ入れておきます。1ヶ月ほど寝かせたらビワの葉を取り出してエキスの完成です。そのまま使用するのではなく2倍ほどに薄めて使用するようにすると良いです。

作業として葉を細かくする作業や葉を拭く作業を面倒に思う人は多いものです。しかしこれらはとても重要な作業です。まず、葉を細かくするのはビタミンB17が水溶性が高いためです。水に溶けやすいので細かく刻むことによって水に当たる表面積が大きくなり有効成分が溶け出しやすくなるのです。せっかくならば有効成分を少しでも多く含むビワ葉エキスにしたいですから面倒でも細かめに刻むのが望ましいです。また、葉を拭くのは汚れを取るためであり、水で洗うよりも葉に水分が残りにくいためです。葉に水分が残るとカビの原因となるので拭くだけの方が望ましいのです。汚れがきになるような葉は水洗いするのではなく使用するのを避ける方が手間もかからず作業がはかどります。葉を集める時に多めに集めておくのがコツです。

作ったビワ葉エキスは薄めて飲んだり肌に塗布したり入浴剤にしたりと様々な方法で活用できます。アルコールのアレルギーがある人は使用の際に注意が必要です。また、人によっては好転反応によってだるさや眠気を感じたり発熱したりすることがあります。ただし、これは体が良くなろうとしている証拠なので特にきにする必要はありません。

体に良いからといって大量に摂取するのは危険です。頭痛や嘔吐の原因となったり人によっては昏睡状態に陥ったりすることもあります。使用料を守って毎日続けることが重要です。また、市販薬のように即効性があるものではありません。そこで、あまりに症状がひどく今すぐ改善させる必要がある場合にはビワ葉エキスでは対応が効かない時もあります。そのような時には医師の診察を受けるようにしましょう。