記憶力

記憶力の維持におすすめサプリ

記憶力の維持におすすめサプリ

はじめに

今回は記憶力の維持におすすめサプリを紹介していきます。先ずは記憶力に対策が必要な状態とはどの様な状態かを説明し、その状態を放っておくとどうなるか、そもそもの原因は何かを続いて説明します。そして、最後に記憶力の維持に必要な食べ物を触れ、その成分をおすすめサプリと言う形で紹介したいと思います。

 

記憶力に対策が必要な状態とはどの様な状態か?

人の名前を思い出せなかったり、自分が何をしようとしていたのか忘れてしまったりしたことはありませんか。多くの人はその原因を「加齢のせい」と考えています。しかし、最近の研究では「年齢を重ねても、脳の記憶力は低下しない」ことが解明されてきました。記憶をつかさどる機能は脳の中にある海馬であることが知られています。海馬は必要な情報を取捨選択してふるいにかける機能があります。もし、海馬が『この情報は必要』と判断すれば、海馬はその情報を記憶として定着させます。通常は「短期記憶」として脳に記憶されます。その情報が必要ならば繰り返し引き出すことになり、やがて「長期記憶」になります。この様にして人間は情報を記憶していきます。

脳の海馬は記憶を司る領域であり、特に「短期記憶」に関しては海馬がその機能を支配しています。言い換えれば海馬が機能低下を起こすことは、記憶力の低下に直結します。

記憶力に対策が必要な状態とは海馬に問題が有る状態のことを指します

 

記憶力維持の対策をしないとどうなるか?

「記憶力に対策が必要な人」とは、脳の海馬に問題のある人と説明しました。それでは、海馬問題を放っておくとどの様な問題が発生するのでしょうか?主な影響を下記に示します。

最初は軽度の「もの忘れ」が目立つようになります。自分の体験を憶えておくことが難しくなります。日付が分かり難くなることもあります。この様な症状はアルツハイマー型痴呆初期の可能性があります。しかし、知能の低下は限定的なので普段の生活には殆ど問題が有りません。しかし、さらに症状が悪化すると、理解力と判断力が低下し、日常生活にも様々な問題が出現してきます。この様な症状はアルツハイマー型痴呆中期の可能性があります。さらに症状が悪化すると最終的には言葉によるコミュニケーションが取れず自分の身の回りのことを何もできなくなってしまいます。ここまで脳の症状が悪化すると、日常生活を送る為には介護が必要ですこの様な症状はアルツハイマー型痴呆末期 (痴呆期)と言われています。

大切なことは初期の症状で診断し、その後の状態の悪化を遅らせるよう対策を立てることです。

 

記憶力低下が引き起こされる3つの原因

一般的に記憶力の低下は加齢が原因と考えられています。しかし、冒頭に述べた様に加齢だけが記憶力低下の原因ではありません。それ以外の要因の方がはるかに大きな影響があります。以下では、記憶力低下の原因について記載します。

まず記憶力低下の原因の1つ目は病気によるものです。人の名前どころか、その人と自分の続柄や関係がわからなくなってしまうのは上記で述べた様な痴呆症による物忘れです。「他人の名前をうっかり忘れる」、「昼食に食べたものが思い出せない」程度の記憶力低下は、それほど深刻な問題ではありません。しかし、痴呆症による記憶力低下はより深刻なので、早期の対策が必要です。

2つ目はストレスです。一般的に、ストレスが溜まると記憶力が低下するといわれています。ストレスがある状態というのは集中力が落ちやすく、結果的に目の前で起こっていることに対する理解力や記憶力も落ちるので、物忘れが起きやすいのです。強いストレスにさらされた状態が長く続くと、記憶がきちんと作られなくなることさえあります。これは、脳の海馬では、記憶を電気信号の形で保管するのですが、ストレスがあると別の信号が介入してしまい、記憶がきちんと作られなくなってしまうのです。

3つ目は睡眠不足です。人間は睡眠時に、その日に使った脳や肉体の疲れを回復させています。質の高い睡眠が取れないと、身体の疲れが取れないだけでなく、脳が記憶の整理や脳細胞の修復を行えません。この状態は「海馬」を衰えさせる大きな原因となります。

4つ目は食生活の欧米化です。古来の日本食は肉を食べず、マグロ、サバ、ブリなどの青魚を積極的に食べていました。この食生活であれば、脳の働きをよくするDHAやEPAが適度に摂れ、脳の劣化を防ぐことがでました。しかし、食生活の欧米化により脂質・飽和脂肪酸・コレステロールを摂りすぎてしまうことがあります。これらを摂りすぎることは「認知症のリスクを高める」という研究報告もあります。

 

記憶力低下の対策に効果のある食べ物

ここまでお話した様に様々な原因で記憶力の低下は引き起こされます。一番の注意すべき点はどの様な生活習慣と共に食事の見直しをすることだと思います。ここでは記憶力低下(記憶力維持)の対策に効果のある食べ物の例とその効果を挙げていきましょう。

・大豆、緑黄色野菜

大豆や緑黄色野菜には、ビタミンB1やB6、B9(葉酸)、B12などが多く含まれています。ビタミンB群は脳の機能を正常に保たせるために欠かせない栄養素です。主に脳と神経細胞をサポートしたり、神経伝達物質を生成したりしているため、ビタミンB群が不足すると記憶力が低下します。

・青魚

青魚の主な種類は、イワシ、サンマ、サバ、アジがあげられます。これらの青魚には、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)が豊富に含まれています。 DHAやEPAはアルツハイマー病を防ぐ働きを持つとして近年注目されており、加齢よる記憶力の低下を防ぐ働きも期待できます。

チョコレート

チョコレートは脳の血流を促進させてくれるため、脳の機能向上に良い影響を与えてくれます。特に、カカオが多く含まれているチョコレートはポリフェノールも多くおすすめです。チョコレートの中でもカカオ70%以上のチョコレートを食べるようにするとより効果的です。

・ブルーベリー

ブルーベリーには、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれています。アントシアニンは抗酸化作用があることで近年注目されています。抗酸化作用によって加齢に伴う細胞の老化を予防できるため、主に加齢による物忘れ対策に良いといわれています。

コーヒー

コーヒーに含まれている成分「トリゴネリン」が脳の機能低下に対して効果があります。実際、認知症初期段階の人がコーヒーを毎日飲み続け、症状が改善したという報告もあります。残念ながら、インスタントコーヒーでは効果が期待できません。浅煎りコーヒーが最も効果を期待できます。

 

おすすめサプリ

上記で上げた様な食品を積極的に取っていくことが好ましいですが、毎日となると難しいと思います。それぞれの食品でどの様な成分に効果があるかを下記に述べました。こういった成分はサプリメントを利用しながら積極的に取っていくことが好ましいと思います。

ビタミンB群:

大豆や緑黄色野菜に含まれる成分です。主に脳と神経細胞をサポートしたり、神経伝達物質を生成したりしているため、ビタミンB群が不足すると記憶力が低下します。

EPA、DHA:

青魚に含まれる成分です。アルツハイマー病を防ぐ働きを持つとして近年注目されており、加齢よる記憶力の低下を防ぐ働きも期待できます。

ポリフェノール:

チョコレートに含まれる成分です。は脳の血流を促進させてくれるため、脳の機能向上に良い影響を与えてくれます。

アントシアニン

ブルーベリーに含まれる成分です。加齢に伴う細胞の老化を予防できるため、主に加齢による物忘れ対策に良いといわれています。

トリゴネリン:

コーヒーに含まれる成分です。脳の機能低下に対して効果があります。

 

「記憶力維持におすすめサプリ」のまとめ

記憶力維持 (記憶力低下の対策)にはビタミンB群、EPA・DHA、ポリフェノール、アントシアニン、トリゴネリンの摂取がお薦めです。

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