ジュニパー(ジュニパーベリー)

[監修済] アロマを楽しめるジュニパー(ジュニパーベリー)

アロマテラピーにおいては、服用するような事は無く、外用で利用する事で一定の美容効果や、精神に作用する効果が得られる事も知られています。ジュニパー(ジュニパーベリー)も、そんなアロマのひとつなのです。

セイヨウネズと人とのかかわり合い

ジュニパーとは、セイヨウネズの木の事で、この実がジュニパーベリーと呼ばれており、イチゴとは全く違う針葉樹です。耐寒性もある事から、世界のいたる地域で見られ、幅広い地域性を持った樹木と言えるでしょう。木の実には苦みがあり、人が生食するような事はありませんが、鳥たちには食べられているように、その幅広い分布図がその特色を物語っているようです。針葉樹でポピュラーな為に、園芸用としては良く活用されており、あまり大きく育つ事はありません。

その実はオリーブの実に似ており、未熟な青い成果が熟すまではおよそ18か月も掛かるという、とても生産性の低いものと言えるでしょう。ただし、生食は出来ませんが、その苦味は香辛料としての利用価値があり、完熟した実を乾燥させて肉料理に使いますが、癖が強いためにその量は控えめに使うのが良しとされています。応用にはファルスのような詰め物に適量を使う方法があり、またソースなどにも利用されています。さらに、ジンやサハティといった酒造りにも利用されており、香りづけには欠かせないものとして利用されています。

アロマテラピーの世界

アロマテラピーは、アロマセラピーとも呼ばれており、様々な香り成分などを用いて、香油を作り出します。そして、その香油を芳香療法や香料治療という目的により、患者に治療目的で施されていたもので、その歴史は古く、アラビアやヨーロッパでも行われていた民間医療の一つなのです。一般的には、エッセンシャルオイルと呼ばれている精油を使い、その香りや薬効成分によって、病気や外傷の治療のほかに、病気の予防としても役立てられていました。また、優れたリラクゼーション効果がありますので、精神をリラックスさせるストレスの軽減にも、大いに役立つ方法です。

その方法は、顔や頭部に皮膚などに塗り込むほか、温めた精油をゆっくり垂らしたりする外用的なものがあるほか、アロマ入りのろうそくや精油を直接燃やして、その香りで効果を引き立てる方法があります。日本には意外と早く、海外から伝わってきており、江戸時代には蘭学医の間で薬として利用されていましたが、一般に認知されるのは最近の事で、無免許で行えますので、医療とはあまり結びついていないようです。

ジュニパー(ジュニパーベリー)のアロマ効果

アロマテラピーとして、利用する成分によっては様々な効能があり、その成分によって色々な効果が期待されています。ジュニパー(ジュニパーベリー)のアロマ効果には、精神面に作用すると言われる芳香作用と、皮膚から直接体に作用を及ぼす効果があります。アロマに利用するの香り成分には、嫌な匂いのものが含まれることはなく、そのほとんどが同様にリラクゼーション効果があると言えるでしょう。香りによって、精神に直接作用しますので、ストレスを伴った頭痛やめまいなども、この香りで緩和されます。

精神的にも強くなりますので、ネガティブな感情や内向的な方には、非常に効果が高いものとして期待できるでしょう。体への作用は、このジュニパー(ジュニパーベリー)の効能によるもので、体を刺激して体内の温度を上昇させますので、血流が良くなると共にマッサージを行う事で、老半物を体外に排出させるデトックス効果も期待できます。肌には抗炎症作用が期待できますので、吹き出物などの予防にも効果があると言われ、頭皮に利用する事でも頭皮環境を整える作用が期待できます。

ジュニパー(ジュニパーベリー)の服用効果

ジュニパー(ジュニパーベリー)はジンなどの香りづけに使われるほか、香辛料としてもジュニパーベリーの商品名で購入する事ができます。また利尿作用にも優れており、ヨーロッパでは泌尿器系の感染予防にも処方されるようです。服用するにはいくつかの注意点もあります。まず妊婦での服用は、収れん作用などがあり、子宮を刺激する為に服用は禁じられています。また腎臓に刺激を与えると言われますので、腎臓に疾患のある方は服用しないようにしましょう。

服用方法には、ハーブティーとしての楽しみ方もありますが、長期にわたっての服用は、薬との兼ね合いもありますので、かかりつけの医者に相談してみるのが良いでしょう。ジュニパーの服用効果には、香り成分によるリラックス効果があり、尿の排泄を促しますので、デトックス効果のある老廃物の排泄を促します。また、同時に泌尿器系の感染症を改善する効果もあるとされています。しかし一方で、アレルギーのある方にも注意が必要で、服用してみて体調に変化があった場合には、服用はすぐにやめましょう。

「アロマを楽しめるジュニパー(ジュニパーベリー)」のまとめ

ジュニパー(ジュニパーベリー)には、体に塗る事で得られるアロマ効果や、服用による様々な効果が認められていますが、摂取する場合には、病院で処方される薬との相性が悪い場合も考えられますので、医師に相談してみましょう。

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