健康に良い成分というのは大量にあり、中には名前も聞いたことが無いというものも多く効果が分からないものもあるのではないでしょうか。そこで、今回はあまり知名度が高くないゴマリグナンについて紹介します。
ゴマリグナンとは何なのか?
ゴマリグナンはゴマ由来の抗酸化物質でセサミンという有名なものもゴマリグナンの一種となっています。その他のゴマリグナンにはセサモールやセサモリンといったものがあります。セサミンはCMといったもので頻繁に使われるようになったので、聞いたことがある人は非常に多いのでしょうが、ゴマリグナンという言葉を使うメディアが少ないので、こちらの知名度は低いままなのでしょう。
セサミンは健康維持のために重要と言われているようにこのゴマリグナンも重要な成分となっています。なので、セサミンを含めたゴマリグナンは現代人において摂取したほうが良いものとなっているのです。
ちなみにゴマリグナンの「リグナン」とは、植物の種子や茎の成分の一つのことです。つまり、ゴマに含まれているリグナンがゴマリグナンになるということです。ゴマリグナンは食物繊維の仲間で一部の方からは「ファイト・エストロゲン」と呼ばれることもあるようです。
ゴマリグナンの効果は何なのか?
ゴマリグナンの効果として有名なのが肝機能の向上でしょう。アルコール分解効果があるのでアルコールによる肝臓への負担を軽減してくれます。なので、飲み会がある時に事前に摂取することで二日酔いといった弊害を予防してくれるのです。どうしても避けられない飲み会というのは社会人にはありますので、その時に頼れる栄養素ともいえるのでしょう。
また、悪玉コレステロールをブロックする作用があるのでコレステロールが心配な方にもお勧めすることができます。特にゴマ油として摂取する場合はリノール酸が含まれているのでこの効果がより際立ちコレステロールを溶かしてしまうようになるでしょう。
それ以外にもゴマリグナンは女性ホルモンに似た作用をもたらしてくれるので、ホルモンバランスが崩れている女性の方にお勧めすることができます。いわゆる大豆イソフラボンと似た力も持っているということなのでしょう。なので、女性の方でなんか調子が悪いと感じている方はホルモンバランスの乱れを疑ってゴマリグナンの効果に頼ってみるのもいいかもしれません。
あとはゴマリグナンは脂肪燃焼効率を上昇させる作用や脂肪の合成を妨害して痩せやすくする作用があります。しっかりと余分な糖質を排出する作用があるのでダイエットをしたい方にもお勧めできるものとなっていると言えます。コレステロールの吸収も抑制するので太りにくく痩せやすくなりたいという方にはうってつけと言えるでしょう。
ゴマリグナンの効果的な摂り方は?
ゴマリグナンの一番おすすめされている摂り方はビタミンEと合わせて摂ることでしょう。ビタミンEと一緒に摂取すればそれぞれが相乗効果をもたらすことになるので効能が確実に上がります。なぜならゴマリグナンにはビタミンEが分解されるのを抑制して体内に行きわたらせるようになるので、とても効果的なのです。
また、ゴマリグナンはゴマに含まれている成分なので加工食品からも摂ることができますが、ゴマ油とか練りゴマでも摂取できるので、摂り方にはある程度バリエーションがあると言えます。なので、いろいろとアレンジをして食生活にゴマを利用した食べ物を一品追加できるようにするといいでしょう。
ただし、含有量がかなり少ないので効率よく摂取したいならサプリメントに頼るのが一番手っ取り早いかもしれません。今ではゴマリグナンという名前でサプリメントが出されているのでそちらを利用するのはどうでしょうか。
ゴマリグナンの摂取量目安はあるのか?
ゴマリグナンの摂取量の目安は1日だいたい10mgと言われています。非常に少ないと感じるかもしれませんが、だいたいゴマ3000粒分なので結構多いものとなっているのです。理由は簡単で含有量がかなり少ないからです。
含有量については発表しているところで差異が多少ありますが、だいたいゴマの0.5~1.5%ぐらいしかありません。すごい単純な計算になると一日最低1gは摂取する必要があるということになるでしょう。
具体的な数字を記載すると、100g中のゴマリグナンの含有量はセサミンが約490mg、セサモリンが約300mg、セサミノールが約80mg、セサモールが約3mg、その他のゴマリグナンが約1mgといったところのようです。
また、先ほど紹介したようにサプリメントから摂取できるので効率を考えるとそれが一番早いと言えるでしょう。だいたい1粒で3mgは摂取できるようになっているので、用法容量を守るだけで1日の目安を摂取することができるようになっています。
「ゴマリグナンの効果とはいったい何?」のまとめ
セサミンは聞いたことがあるけれどゴマリグナンは知らないといった人も多かったでしょうが、セサミンはゴマリグナンの一種なので覚えておいてください。