ルイボス

[監修済] 栄養不足や貧血になりやすい妊婦にルイボスがいいと言われる理由について

妊娠中は、妊娠中毒症にならないように、鉄分不足にならないように、などと留意しなくてはならないことが増えます。摂取するものに様々な制限を受けるなかで妊婦にいいと言われるルイボスの効能について考えます。

妊婦とカフェイン

妊婦生活が始まると同時に留意しなくてはならないことが増え、生活に様々な制限が加えられます。アルコールの摂取禁止はもちろんのこと塩分の摂り過ぎにも注意が必要です。それまで自由に飲んでいたコーヒーやカフェラテなども控えなければなりませんが、そもそもカフェインが妊婦に与える影響にはどんなものがあるのでしょうか。カフェインには血管を収縮させる働きがあるため胎盤を仲介して母体から胎児へと送られる血液の量も減少してしまいます。血液の量が減るということは、赤ちゃんの大切な栄養や酸素が届かなくなるということになり、発育不全などが起こってしまう可能性が高くなります。また、カフェインそのものを代謝する機能が備わっていません。

カフェインはコーヒーだけでなく玉露や緑茶、栄養ドリンクにも含まれています。もちろん妊娠したらカフェインの摂取を一切してはならないということではなく、一日200㎎程度までなら問題はないと言われています。ただ、それまで毎日のように何倍もコーヒーを飲む習慣があった方はいきなり量を減らすのには苦痛が伴うことでしょう。そんな時、カフェインフリーのルイボスティーに切り替えてみるのもひとつの方法です。

妊娠中の食事

妊娠中はきちんと食べているつもりでも栄養不足になりやすいと言われるため、二人分食べることを心がけなくてはと考えている妊婦さんも多くいることでしょう。妊娠中は、摂取した栄養分は母体よりも赤ちゃんに優先的に送られるようになっています。また、来るべき出産に備えて身体の中では血液の生成が盛んになりますが、それに赤血球の生産が追いつくことができずに貧血気味になってしまう方が多くなってしまうのです。さらに、つわりの時期は食欲不振となって食べられなくなったり、食事の好みが一時的に変化して同じものだけに固執して食べたくなったりするため栄養バランスが崩れがちです。

妊娠中は栄養バランスを考えた食事を心がけることが一番です。食べた方がいい物と避けた方がいい物がありますが、それと同時に調味料や添加物に留意することも大切なこととなります。現代の食は精製されたものが溢れているためにアレルギーを発症すると論じる医学者もいます。確かに主食である米やパンも精製されたものがほとんどです。精製されていない食品にはミネラル分が豊富に含まれているので白米を胚芽米や玄米に変えるだけでも胎児に優しい栄養となります。

ルイボスの魅力

ルイボスはビタミンやミネラルを豊富に含んでいる植物で、一般的にはその葉から抽出される栄養成分をお茶であるルイボスティーで摂取します。カフェインを含んでいないために妊娠中や授乳中でも安心して飲むことができ、渋みがないまろやかなコクとほんのりとした甘さで人気です。妊娠中は、においや味にとても敏感になりがちですが風味を気にすることなく楽しめます。リラックス効果のあるハーブティーもたくさんありますが、種類によっては子宮収縮作用があるものもあり、流産や早産を招いてしまう可能性があることから妊婦には不向きなものも数多くあります。ルイボスティーにはそのような働きをする成分は含まれていないためオススメと言えるでしょう。

栄養不足や貧血になりやすい妊娠中にお茶の手軽に飲むことによってビタミンやミネラルを補給することができます。抗酸化作用のある成分が含まれていることから活性化酸素を取り除き細胞の老化を防ぐ作用があるとされています。細胞が若返れば新陳代謝が活発となり免疫力を高める効果も期待できます。妊娠中は栄養剤も含め、薬や補助食品の摂取が制限されるため免疫力を高めて健康を維持することができるルイボスはピッタリと言えるでしょう。

ルイボスが妊婦にいい理由

妊娠中は本来、自分の体の健康や美容のために使われる栄養成分が優先的に胎児へと送られてしまうことでお母さんは常に栄養不足の状態になります。妊娠中から産後しばらくにかけてはホルモンバランスも通常と異なる状態が続くため、肌トラブルが生じたり、髪の毛がパサパサになってしまったりすることがあります。ルイボスに含まれるSODの抗酸化作用は肌や頭皮の細胞にも作用することで以前のような若々しさを保つ働きがあると言われています。また、花粉症やアトピーの方にはアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの生成を抑制してくれる働きがあることから症状の改善や予防にも効果が期待できます。薬を使用できない間だけでもかなり助かることでしょう。

ルイボスを簡単に摂取できるルイボスティーには害を及ぼすような成分は含まれていないため基本的には飲み過ぎるということはありませんが、飲む量というよりも淹れ方が重要と言えます。緑茶や紅茶のようにティーバッグにお湯を注ぐだけのタイプがあるので簡単に淹れることができますが、注意すべきは抽出時間です。ビタミンやミネラル、SODなどの成分をしっかりと抽出するためには10分程度は必要でしょう。理想的な抽出時間は20分ほどとも言われているので時間に余裕があれば試してみるのもオススメです。時間が経っても紅茶や緑茶のような苦味・渋味成分が出ることがないのも魅力です。

「栄養不足や貧血になりやすい妊婦にルイボスがいいと言われる理由について」のまとめ

コーヒーやココアなどにはカフェインが含まれるためその代わりにルイボスティーを飲めば、お茶として楽しめるだけでなく抗酸化作用や抗アレルギー作用などもあるため薬や栄養剤などが飲めない妊婦にもピッタリです。

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