[監修済] プロテインは筋肉だけではなく骨も強化してくれる

プロテイン

[監修済] プロテインは筋肉だけではなく骨も強化してくれる

筋肉トレーニングの後などに摂取することで主に効果を発揮するプロテインですが。骨を作ることにも大きな役割を持っているようです。なぜプロテインが骨づくりに効果があるのかまとめてみました。

プロテインはタンパク質

プロテインというとやはり筋力アップなどを目的に利用される方が多いと思われます。その理由は、プロテインはタンパク質であるというところにあります。タンパク質は人の体において筋肉はもちろん皮膚や髪などの主な成分であり、生きていく上で欠かせない成分です。

体の免疫力に関わってもくるので不足すれば体の機能も弱まり、肌にも悪影響を及ぼします。食事からも摂取することは可能なのですが、摂りすぎることによって余分な脂肪を体に蓄えてしまうなどの心配もあり、より手軽に摂取できるというところからプロテインは利用されています。

プロテインでの摂取によって余分な脂質の摂取を控えることができ、効率よくタンパク質を摂取することが可能になります。また、本来タンパク質は体内での吸収に時間がかかるものなのですが、プロテインで摂取することによって吸収が早まります。

プロテインの摂取は運動しない方にはあまりあまり馴染みがないかもしれませんが、必要な栄養素を補給するという意味ではサプリメント同様有効な摂取方法です。タンパク質は体を作る三大栄養素でもあるので意識してみるといいでしょう。

骨づくりにはタンパク質も必要

骨を作るというと主な成分としてはカルシウムを連想されることが多いかと思われます。ですが実は骨を作る際に必要なのはカルシウムだけではないのです。骨を作るにはタンパク質は欠かせません。というより体のほとんどの成分にはタンパク質が関わっています。

まずはじめに骨が生成される際、軟骨ができます。そしてタンパク質によってその軟骨にカルシウムが吸着して骨が成長していきます。つまりタンパク質がなければカルシウムだけを摂取しても意味がありません。

また、タンパク質が不足し、カルシウムだけの状態になると逆に骨はもろくなってしまいます。骨を潤滑に動かすにはコラーゲンが必要です。コラーゲンもまたタンパク質の一種です。

プロテインの中にはタンパク質以外にもビタミンなどの栄養素が含まれているものもあります。これらはタンパク質の吸収をよくする効果などもありますのでプロテインを摂取する際は確認するといいでしょう。よって健康な骨を維持するにはプロテインの摂取も効果的です。

プロテインの摂取のしすぎは逆に骨を弱くする

プロテインはタンパク質を簡単に摂取できるので骨の成長には効果的ではありますが、そのタンパク質を過剰に摂取してしまうことによって骨に悪影響を及ぼす可能性もあるようです。

特にホエイプロテインの場合、動物性のタンパク質を多く含みます。過剰に動物性タンパク質を摂取すると尿酸値が上昇し尿が酸性に傾いてしまいます。そうなるとカルシウムが尿に溶け出し、体外に排出されるので体内のカルシウム量が不足してしまうのです。

カルシウムは以外と現代では不足しがちとも言われています。そこにタンパク質の過剰摂取でカルシウムが不足すれば骨は弱くなります。適量のタンパク質は骨の維持に必要不可欠ですのでやはり摂取量を守ることが最も重要となります。

ですのでプロテインを選ぶ場合は動物性のタンパク質ではなく、植物性のタンパク質を含むものを選んでもいいでしょう。動物性のタンパク質は吸収も早く筋肉がつきやすいが逆に落ちやすいといった特徴があります。植物性は吸収は穏やかで筋肉はつきにくいが落ちにくいと言われています。ダイエット目的の場合などは植物性がオススメです。目的にあったプロテインを摂取量を守って摂取すれば問題ないでしょう。