コレステロール

リコピンで肥満になりにくい身体に!【効率の良い摂り方】

トマトのイラスト

リコピンは最近話題の健康成分で、肥満を抑制する効果があるといわれています。そこで、肥満に効果的なリコピンを摂取するにはどのようにすれば良いのか、また、どれくらい摂取すれば良いのか、そして、リコピンは何故肥満に良いとされているのかを検証します。

血流を改善して肥満予防の働きをするリコピン

リコピンには抗酸化作用があります。抗酸化作用の期待できる働きは血中の悪玉コレステロールの酸化を抑えて、血流を改善することです。血液は人間の身体中を巡って、栄養や酸素を与えて、温度を維持するために重要な役割をしています。血液の中の悪玉コレステロールが酸化すると血流が悪化し、血栓ができる原因となります。

コレステロールの酸化は活性酸素が原因です。リコピンはこの活性酸素を除去をする役割を担っているので、摂取することで血液をサラサラにする効果が期待できます。

リコピンの血流改善効果についてはこちら⇒リコピンで血流を改善!

リコピンの抗酸化作用は

と言われています。

肥満と血液の流れには重要な関係があります。血液の流れがサラサラになると、臓器や細胞に栄養素が円滑に送られるようになり、それらの働きが改善されるので、代謝が改善されて不要な老廃物の排出もスムーズになります。

したがって、リコピンの働きで血流を改善することは、肥満体質の根本である代謝の悪さを改善し、エネルギーの消費効率を向上することになるのです。

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リコピンが含まれている食材と摂取効率の良い食べ方

リコピンはカロテノイドという天然色素の1種で、トマトスイカオレンジさくらんぼなど赤色系の果実に含まれています。リコピンを効果的に摂取するには食べ合わせを工夫するのが一番です。

肥満予防に効く食べ合わせとしておススメなのが、カプサイシンと一緒に摂取するというものです。カプサイシンとリコピンを一緒に摂取すると、カプサイシンの肥満予防に効果のある働きリコピン本来の肥満予防効果との相乗効果が期待できます。

カプサイシンは脂肪の燃焼を促進し、リコピンは老廃物を体外に排出します。このようにどちらもある代謝に良い働きが肥満の予防に効果を発揮するのです。カプサイシンは唐辛子などに多く含まれています。

リコピンとカプサイシンの両方を摂取する食べ方として、パスタのアラビアータがあります。アラビアータはトマトソースと唐辛子のソースをかけたパスタです。

肥満に効くリコピンの含有量が高い食材

前述のとおり、リコピンは赤色の色素成分であり、赤色系の食材に含まれています。しかし、赤色の食材の中にもリコピンの含有量はばらつきがあります。では、どの食材がリコピンの含有量が高いのでしょうか。

リコピンの含有量が一番高い食材はミニトマトで、100g当たり8.1mgのリコピンが含まれています。以下、

  • スイカ 3.2mg
  • グレープフルーツ 3.2mg
  • トマト 3mg
  • 柿 0.7mg

と続きます。ミニトマトにトマトの2倍以上のリコピンが含まれているのには驚きですね。

トマトの健康成分についてはこちら⇒トマトエキスで錆付き防止!

リコピンは熱しても分解されることがないので、加熱調理でも有効です。したがって、トマトジューストマトソースを食べ続けることが肥満対策に一番有効的な方法であると言えます。

リコピンをどれくらい摂取すれば肥満に良いのか

肥満を改善するには毎日リコピンを摂取し続ける事が大切ですね。毎日リコピンを摂取する方法として、トマトを生のまま食べたり、トマトジュースを飲む方法があります。トマトをご飯の前に摂取すると、肥満の原因と炭水化物や糖分の吸収を抑えて、排出しやすくしてくれます。

さらにリコピンには、血糖値の上昇を抑えて、内臓脂肪を体に蓄積しにくくする効果があります。リコピンは油に馴染みやすい性質があるので、良質なオリーブオイルなどと一緒に摂取するのも良い方法ですね。

2012年に京都大学農学研究科で、肥満にどれだけトマトが有効かを検証する実験が行われました。

実験でマウスにダイエットの成分であるトマトを4週間与え続けたところ、血中の中性脂肪が約30パーセント減少する結果が得られたそうです。

実験でマウスに与えたトマトを人間の摂取量に換算するとトマトジュース600ml程度になるそうです。コップ1杯が約150mlから200mlなので、毎日3杯以上のトマトジュースを飲む計算になりますね。

トマト好きの人にとっては毎日トマトジュースを飲み続けることは苦になりませんが、嫌いな人にとっては一口も飲むのが耐えられないでしょう。

最近ではリコピンを配合したサプリメントも販売されているので、トマトが苦手な方はサプリメントを活用してみるのも良いですね。

リコピンで肥満になりにくい身体に!【効率の良い摂り方】のまとめ

リコピンは体内の血流をサラサラにし、代謝を改善することによって、肥満にならない体を構築する事ができます。肥満に効果的なリコピンの摂取の仕方はトマトジュースをコップ約3杯、毎日飲み続けると効果が現れやすいです。

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