アラキドン酸

アラキドン酸の不足と過剰摂取との関係【不足も摂り過ぎも同じ?】

アラキドン酸は身近な食材に含まれているため、バランスの良い食事をしている限りアラキドン酸不足にはならないと考えられています。しかしながら、最近ではアラキドン酸不足に悩まされるという例がしばしば聞かれるようになっています。この原因としては無理なダイエットが考えられます。食事の量を極端に減らすことが原因で、アラキドン酸不足に陥ってしまうようです。アラキドン酸不足になってしまうと一定の兆候が現れてきます。

アラキドン酸不足の兆候

体の健康の維持のために大きな役割を果たしてくれることが知られているアラキドン酸は、多くの食品に含まれていることが知られています。

アラキドン酸の働きについてはこちら⇒アラキドン酸の効能と効果

ですから、極端な偏食でもしない限りはアラキドン酸が体内で不足してしまうようなことは起こりえないと考えて間違いありません。しかしながら、食事制限によるダイエットをしている時にはカロリーの摂取量が極端に低い状態になっていますので、必要となるアラキドン酸が不足する可能性が出てくるので注意が必要になります。

アラキドン酸を必要量摂取できていない場合には一定の兆候が現れてくるので、ダイエットをしている時にその点に注意を払うのがお勧めです。

老化の加速

鏡を見てほうれい線を気にする女性のイラスト

アラキドン酸が体内に不足してくると、体の老化が加速してくるような傾向が現れてきます。女性の場合にはシミやしわが目立つようになってきます。男性の場合には髪の毛が薄くなったり、筋肉の低下などがみられるようになります。

記憶力・集中力の低下

アラキドン酸は脳の神経機能の制御にも重要な働きをしていますので、アラキドン酸が体内で不足してしまいますと記憶力の低下という問題が起きてしまうことがあります。また、目が疲れやすくなり、集中力を欠くことになってしまいます。

免疫力の低下

アラキドン酸不足になると免疫力が低下しますので、風邪をひきやすくなるという兆候が現れてきます。インフルエンザなどにもかかりやすくなってしまいます。また、おできや吹き出物ができやすくなってしまい、見た目にも不健康な状態になります。アラキドン酸不足が原因で病気になりやすくなってしまうような場合には、アラキドン酸の摂取によってその症状が著しく回復してきますので、上記のような症状がみられる時にはアラキドン不足の可能性を考えてみることも必要になってきます。

低カロリーでアラキドン酸を摂る

ダイエットとしてカロリーの摂取量を制限しているためにアラキドン酸の摂取量が減少してしまい、アラキドン酸不足になっているという場合には、ナッツやチーズからアラキドン酸を摂取するようにするのがお勧めの方法となります。アラキドン酸は魚や肉類に多く含まれていますので、アラキドン酸を摂取するには肉や魚からと考えてしまいますが、肉や魚は高カロリーですから、ダイエットの効果を半減させてしまうことになります。

一方で、ナッツやチーズからアラキドン酸を摂取するのであれば、カロリーを抑えることが可能ですので、ダイエットも同時並行で行っていくことが可能になります。

アラキドン酸だけを配合したサプリメントも市販されています。ダイエットのことを考えるのであれば、サプリメントの活用も効果的です。アラキドン酸の体内での不足が解消されれば、体の調子が回復し、健康的な毎日を送れるようになってきます。体調の不安がなくなればストレスの解消にもつながり、ダイエットに集中することも可能になりますのでダイエットの成功率も上がってきます。

アラキドン酸の過剰摂取には要注意

アラキドン酸が体内で不足してしまうのは体の健康状態にとってよくありませんが、逆にアラキドン酸の過剰摂取も体にとっては良くありません。アラキドン酸は多くの効能がありますので、その効能を期待して必要以上のアラキドン酸を体内に摂取してしまう方がいます。アラキドン酸の過剰摂取は皮膚炎やアトピーの原因になってしまうことも考えられます。更には、がん(皮膚がん、大腸がんや前立腺がんなど)になりやすくなってしまうということも起きてしまいます。

また、アラキドン酸の過剰摂取がコレステロールの蓄積を招いてしまって、動脈硬化の原因となってしまうことも起きてしまいます。アラキドン酸の1日あたりの必要量は決まっています。一般的にはバランスのよい食事であれば十分にそれだけでまかなえる量です。

ダイエットなどの理由によって、サプリメントによってアラキドン酸を摂取する場合には、1日あたりの必要量(およそ240㎎)を十分に考えながらの利用が必要になってきます。

アラキドン酸の不足と過剰摂取との関係【不足も摂り過ぎも同じ?】のまとめ

以上紹介しましたように、体内でのアラキドン酸の量は多すぎても少なすぎてもよくありません。バランスの良い健康的な食事の習慣さえ身についていれば、アラキドン酸を理想的な量に保つことが出来るようになります。毎日の食生活を少しだけ考えれば、理想的な健康体を誰もが手に入れることが可能となってくるようになります。

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