フラボノイド

[監修済] フラボノイドの摂取で更年期障害が治るのか

フラボノイドが更年期障害に対して効果が高い事が最近わかってきました。フラボノイドの多くが抗酸化作用を持っている事で、人に対しても何らかの恩恵があるのではないかと、研究し続けてきた成果でもあります。

中年以降に起こる更年期障害

若い世代の方には、ほとんど見られない更年期障害ですが、これはホルモンの減少で起こる症状だからです。通常の健康体であれば、ホルモンの分泌が正常に行われている為に、こうした症状は原則的に起きないからです。また、更年期障害は女性だけの症状と思われがちですが、当然加齢によって男性にも起こる事があり、その発症年齢は女性の発症平均年齢よりも、低くなる傾向もあります。しかし、男性は気づきにくいという事がありますので、発症しても他の病気と思い込む事が多いようです。

逆に女性の場合は、閉経前後に起こる事が多く、あらかじめ予想ができますので、体調不良が起きた場合には、この症状を真っ先に疑ってみる事が、その後の治療にも役立ってくれます。注意しなければならないのは、この症状が病気ではないという事です。しかし、その症状は一旦出てしまうと、10年ほど症状が続くのが特徴です。そして、病気でないという事が、本人に苦痛をもたらす事も多いと理解して、家族や同僚に症状が現れた時には、ともに症状に対して立ち向かっていかなければなりません。

更年期障害の判断基準

仮に自分の体調不良が、更年期障害のせいであっても、病院へ行くのに二の足を踏む事が多いという事もあり、その症状がかなり重度になっていて、取り返しがつかないという事も考えられます。しかし、一定の判断基準もありそれに当てはまれば、すぐに病院へ行きましょう。また症状が軽ければ、自分でも改善する事ができますので、速やかに自分の症状を把握しておく事が得策と言えるでしょう。女性の症状には、ほてりやのぼせに冷え、頭痛やめまいなどといった自律神経の不調による症状がみられます。

軽度の場合ならば、カフェインを含む刺激物の摂取を控えてみましょう。また運動もしていないのに、動悸や息切れが起こる事がありますが、これも自律神経の不調で起こる事が多いのです。頭痛やめまいなどと同時に、耳鳴りや吐き気に襲われる場合は、耳鼻科で検診を受けてみましょう。ただし、更年期障害に似た症状でも、高血圧や子宮筋腫などの婦人科系の症状があり、糖尿病やメニエール病に甲状腺機能障害などといった例もあります。精神に変調をきたす事も多く、うつだと感じたら早めに検診に行きましょう。

フラボノイドの種類

フラボノイドには、優れた抗酸化作用がある事でも有名ですが、その作用は摂取する食物によっても、大きく変わってくることはご存知でしょうか。本人が症状を緩和するために、わざわざ食品を限定して食べていても、その症状に見合う作用が無ければ、全くの無意味に終わってしまう事も多いのです。濃い紫色で有名な「アントシアニン」は目に非常良いとされています。色で判断でき易い食品ですので、わかりやすい食品と言えるでしょう。また、そばやイチジクに含まれるルチンには、血液サラサラ効果をもたらします。ミカンの皮の内側にある白い部分には、ヘスペリジンが含まれており、ビタミンCの吸収を促進してくれると共に、壊れにくくしてくれる作用があります。また、玉葱の茶色い皮にはケルセチンが含まれており、アレルギーの緩和に大いに役立つでしょう。取り方は洗った玉ねぎを皮のままブツ切りで、スープでだしを取って利用するといいでしょう。緑茶に多く含まれるカテキンは、冬場の風対策にはもってこいで、優れた抗菌作用が見込めるほか、ビタミンCも含まれています。

フラボノイドで更年期障害対策

全てのフラボノイドには、抗酸化作用がありますが、それぞれ対応する作用に、違いがある事がわかっています。中年以降で怖いのは更年期障害で、一旦始まってしまうと10年はこの症状に悩まされる事になります。特に難儀なのが、自律神経に障害が出る事で、自律神経は心を司っている為に、常に不安定な状態になってしまう事が多いのです。急に怒り易くなったり、笑い出したり、イライラして家事や仕事に不満が出たりと、一番厄介な症状で、人に理解されにくいという事も、悪化の原因になります。

大豆食品に含まれている「イソフラボン」には、こうした自律神経の変調に対して、大きく作用する事が知られています。副作用なども無く、大豆などの豆類に多く含まれており、春雨やくずなどにも含まれています。特に納豆などは発酵食品でもあり、腸内細菌を増やす事にも活躍しますので、1日に1回は摂っておきたい食物のひとつに挙げられます。食品が思うように取れない場合には、サプリを用いることも念頭に置きましょう。

「フラボノイドの摂取で更年期障害が治るのか」のまとめ

フラボノイドは更年期障害にも作用し、その症状を緩和してくれる事がわかってきました。食事の際に有効活用する事で、他の健康食品と共に併用できる事も、その強みと言えるでしょう。また同時に、適度な運動も必要です。

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