[監修済] コラーゲンと骨の関係性

コラーゲン

[監修済] コラーゲンと骨の関係性

アンチエイジングや赤ちゃんのようなハリのある肌を作る為に重要な栄養素だと言われているコラーゲンは、肌や血管、間接などにも良い影響を与えている生きて行く上で必要な栄養素となっております。コラーゲンは、実は美肌だけでなく骨などにも重要な影響を与えております。そこでこちらのページでは、これまであまり語られてこなかったコラーゲンと骨の関係などについての情報をご紹介します。

コラーゲンと骨の関係性

コラーゲンは骨と密接な関係があります。骨はカルシウムであったりリンなどの無機質によって生成されており、コラーゲンは骨とはあまり関係ないようにも思われますが、骨を形成する素材の中でコラーゲンは約20パーセントのシェアを誇る重要なアイテムになっております。確かに皮膚の70パーセントがコラーゲンですので、肌に占める割合が高く、肌とコラーゲンの結び付きは有名かも知れませんが、骨にとってもコラーゲンは無くてはならない存在になっているのです。骨の割合は、リンやカルシウムなどの無機質が70パーセント、水分が10パーセント、残り20パーセントがコラーゲンなどの有機質になっているのです。

この20パーセントという割合が「絶妙で、コラーゲンの占める20パーセントによって、骨が単に硬いだけでなくしなりを持つ事ができる弾力性のあるキャラクターを所持する事ができているのです。もし仮に骨にコラーゲンが無いような場合には、硬いかも知れませんが突発的な衝撃に対して直ぐに折れてしまう硬いだけの存在になってしまいます。骨にかかる重量は相当な物です。歩いたり走ったりする時には様々な方向に力がかかります。それらをしっかりと受け流して正常な動きができるのは、骨にコラーゲンが含まれているため、弾力があるからなのです。

加齢による骨の老化

人間は年を重ねるにつれて徐々に身体が傷んできてしまいます。お肌のハリが無くなったり、立ったり座ったりするのが大変になったりもします。それと同様に骨も加齢によって老化して行きます。ご年配の方は骨折しやすくなってしまったり、骨折してしまうと中々治りにくいといった話を聞いたことがあると思いますが、これは骨の老化によるものだと言われております。

そもそも骨という物は10年程度の時間をかけて身体の骨が徐々に入れ替わっています。これを骨の代謝というのですが、骨の代謝はご年配の方にも行われているのですが、年齢を重ねるにつれて骨の代謝が行われるスピードは遅くなっております。その為、古くなっている骨が骨折しやすくなってしまったり、完治しにくい状態になってしまっているのです。

骨の代謝は古い骨を壊す作業と新しく作る作業が行われているのですが、加齢によって代謝が弱く古い骨を壊すという作業が上手くいかないようになってきます。骨の代謝は古い骨が壊れない限り新しい骨は生成されません。その為、ご年配の方の骨は中々新しい物に生まれ変われないので、傷みやすくなってしまっているのです。

コラーゲンと骨密度

骨の強度を表す値に骨密度という物があります。ご年配になるとこの骨密度が極端に低い値が表示されたりします。最近では、過度なダイエットを行っている方は、骨密度が低く、少し転んだだけでも骨折してしまうといった重大なトラブルも起こっております。骨密度が引くい方におすすめしたいのが、コラーゲンの中でも特に骨密度の低下に効果的なコラーゲンペプチドというコラーゲンです。

このコラーゲンペプチドは、骨を生成する基礎とも言えるコラーゲンです。骨を作る上で最も重要なカルシウムは、このコラーゲンに付着する形で形成されます。骨は元々コラーゲンの繊維の間にカルシウムが付着する事によって出来ている物ですので、このコラーゲンが足りなくなると十分な強度を持った骨を維持する事ができないようになります。コラーゲンが足りなくなってしまうと、新しい骨を生成する事ができません。古い骨だけ残ってしまいますので、健康的な方と比べてスカスカな骨しかなくなってしまいます。

軟骨もコラーゲンが重要です

コラーゲンは骨だけでなく軟骨にも重要な役割があります。軟骨は骨と骨を繋ぎとめるだけでなく、骨と骨の間に入ってクッションのような役割を果たしております。軟骨が少なくなってしまったり、軟骨のクオリティが低くなってしまうと、クッションとしての役割を果たす事ができなくなってしまいますので、単に歩いているだけでも膝などの間接が痛くなってしまいます。時に日常生活に支障が出てしまう程の傷みを持つ場合もありますので十分に注意が必要になります。